少年の首に真一文字に残る首吊りの縄の後。そのなまなましい写真を見てショックを受けました。その時、老刑事が使った専門用語が思い出せなくて悶々とした一晩を過ごしました。ようやく探し当てました。「索条痕」です。きっぱりと人生を捨てた少年は、首を吊った縄をかきむしることもなく、索条痕は真一文字でした。