皆様こんばんは
少し前の記事ですが、今年1月4日~1月18日にICT総研が実施した携帯4社(NTTドコモ/KDDI(au)/ソフトバンク/楽天モバイル)のスマートフォンの通信速度実測調査の結果が公開されています
ICT総研は2月7日、全国60地点でのスマートフォンの通信速度実測調査の結果を発表した。下り通信速度の平均は、KDDIが166.5Mbps、NTTドコモが164.8Mbps、ソフトバンクが153.1Mbps、楽天モバイルが33.8Mbpsとなり、楽天モバイルが他3社から大きく離される結果となった。
上り通信速度は、ソフトバンクが24.6Mbps、KDDIが24.4Mbps、NTTドコモが18.7Mbps、楽天モバイルが18.5Mbpsであった。下り通信速度と異なり、キャリアごとに大きな差はなかった。
ICT総研は「2011年の調査では、平均の下り通信速度は0.9Mbpsだった」とした上で、今回の調査結果について「2011年時と比べて144倍の速度」とモバイル通信環境が改善されていることを示した。
中略
全ての調査地点で、4キャリア全てで4Gまたは5Gを受信できており、3Gのみ受信できた地点や圏外だった地点は1地点もないとしている。
この調査では、通信速度測定サイト「インターネット速度テスト」(Google)を使い、1地点当たりの下りと上りの速度を3回ずつ測定した。測定端末は各社のiPhone 13、測定地点は全国6都市(札幌市、仙台市、東京23区、大阪市、福岡市、那覇市)の鉄道駅ホームや鉄道移動中の駅間、公共施設、商業施設など各都市10地点ずつ、計60地点。調査実施日は、2022年1月4日~1月18日。
引用:携帯3社の下り通信速度は150Mbps超、楽天モバイルは33.8Mbps ICT総研調べ
興味深いですね
測定方法は各キャリアの“iPhone 13”で統一されていますから、当然各キャリアの主要バンドは対応されているはずなので、デバイス・バンドによる格差はなく、測定サイトも同じなので平等に調査されています
上りについては4社とも互角ですねですが、ソフトバンク・KDDIがより安定している感じですドコモが18.7Mbpsと少し意外でした
上りなので楽天モバイルの18.5Mbpsでも実測で出ていれば全く問題ないですね
肝心なのは下りの実測ですが…
楽天モバイルだけ100Mbps以上の開きは少し残念な結果です
料金プラン的に月間データ量を1GB~20GBの間で使われているユーザーよりも、1GB以内で収めているユーザーor20GBを超えて無制限に利用しているユーザーが多いかもしれません
無制限のユーザーが多くなると必然的に特定の基地局へのトラフィックも多くなるわけですが、大手3社もSoftBank Airなどの模擬固定回線サービスで実質無制限展開をしていますし、明確な理由はわかりません
基地局数が安定してくれば、楽天モバイルの通信速度が向上する日も近いと思います
モバイル回線も固定回線(光回線)に近い通信速度になってきました
もちろん通信速度だけ早ければいいという事ではありませんが、今後に期待したいと思います
甲斐犬人