皆様こんばんは星空

 

私たちとは切っても切れない緞帳ビックリマーク特に演歌系の歌謡ショーでは必要不可欠な幕類と言っても過言ではありませんビックリマーク

お客様が入場される時や休憩中・終演後に、舞台照明は完全に暗転していても、当然客電が点いている訳ですから舞台内の状態が薄暗く見えてしまうので緞帳を降ろしておく必要がありますニコニコ

そんな緞帳は本当に便利なのですが、板緞帳(板ドン)の場合は殆どの小屋が袖にある操作盤で電動で緞帳操作をする形になるのですが、乗降時にはそれなりにスピードが出るので、緞帳の乗降をする時には本当に細心の注意を持って行う必要がありますビックリマーク

 

下矢印は籔内 暖さん(@dantomomo)のツイートで、「120cmのダンボール箱を人に見立てて、緞帳の真下に人がいたらどうなるかの検証。」をされて動画を公開してくださっています音譜

 

歌謡ショーでは、跳ね返りフットモニター・TVモニターやムービングヘッドなどの小さめの機材は緞前(緞帳より客席側)に設置する事が多く、それ以外は緞中(緞帳より舞台側)に設置する事が多いですが、丁度緞帳の乗降部分に物を置いてしまうと大きな事故になりかねませんので、緞前・緞中できちんと区切って図面通りに仕込みする必要がありますえーん

ましてや、人が緞帳の乗降部にいる時に緞帳を降ろしてしまったら、本当に大変なことになってしまいますガーン

あいとぴあ 緞帳 板ドン 板緞帳

上矢印は、甲斐犬人ふるさと新曲発表会2021(長野県男女共同参画センター“あいとぴあ”ホール)で仕込まれた飛ばし上げ緞帳(板緞帳)で、緞前に跳ね返りフットモニター・TVモニターが設置されていますビックリマーク

 

絞り緞帳やオペラカーテン、引き割り緞帳など危険性が低いものがありますが、籔内 暖さんの動画の様に板緞帳の場合は大変慎重に操作が必要ですニヤリ

小屋によっては施設の管理者以外は緞帳の操作させないという小屋も存在しますが、殆どの小屋がキッカケが係ると言う理由で主催者手配の舞台担当者が対応する事になるそうですショボーン

私も電動・手動共に仕込みのお手伝いで操作する機会も少なからずありますが、綱元での手引きの場合は危険を察知したら直ぐに止めれる(上げやすい)傾向にありますが、制御盤の場合には止めるのが1テンポ遅くなる気がしますビックリマーク更に小屋によっては袖幕で舞台上が見渡せない位置に設置されている事もあり、固定モニターだけで確認して操作する事も少なくありませんショボーン

 

アッパーホリやボーダーライト・SUS・大黒幕なども乗降させる時は当然危険ですが、仕込み中は作業灯が点いているので危険度は低いです。その分緞帳は客電0%・舞台内完全暗転の状態で乗降する事が多い為、非常に危険な幕類ですガーン

いつも舞台担当者の方がキッカケの多い演出でも安全に緞帳の乗降をして下さっているので、事故がなく歌謡ショーが開演できております爆  笑本当に感謝しておりますお願い

個人的には変形絞り緞帳が大好きですてへぺろ

甲斐犬人

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