皆様こんばんは
少し前の記事になりますが、東北大電気通信研究所の深見俊輔教授の研究グループが、Wi-Fi電波で発電する技術を開発されたという事です
少し難しい記事ですが、具体的な解説部分を引用します
スピントロニクスは電子が電気を運ぶ働きを利用するエレクトロニクス(電子工学)に、電子の「スピン」と呼ばれる磁石の性質を組み合わせた技術。
発電は、スピントロニクスの原理を利用する素子の磁石部分が、電磁波に反応して同じ軌道で運動する性質を利用。8個の素子とコンデンサー、1・6ボルトで発光する発光ダイオード(LED)電球などを直列でつなぎ、Wi-Fiと同じ周波数2・4ギガヘルツの電波を流した。その結果、5秒程度のコンデンサーの充電でLED電球が1分間光り続けた。他の周波数と比較しても、2・4ギガヘルツの場合が最も出力が大きかった。
電気工学分野は疎いので、この記事からではメカニズムが今一つ理解できないのですが、「電磁波でスピンが運動をおこし発電をする」という意味だと理解しています
「5秒程度の充電で1.6VのLED電球が1分間も光り続けた」というのが、とてもすごい事ではありませんか
Wi-Fiは非常に微弱な電波で、私なんかはWi-Fi=発電と連想できないのですが、現在はインターネットやネットワークに接続するためのWi-Fiの電波を活用して発電や充電が出来てしまえば、本当に効率的ですよね
Wi-Fiの電波は街中にあふれており、そのWi-FIの電波自体が必要なのであって、無線LANルーター親機や中継器のネットワークにデバイスが接続されている状態であるかは問わないと思うので、実用化すれば充電不要スマートフォンの誕生だけではなく、ポケットラジオ・懐中電灯などが充電不要で利用できる日も来るかもしれません
ただ、「2.4GHzの出力が一番大きかった」そうで、今後は5GHz帯を中心に普及していくことになるでしょうから、ここが少し残念な部分です
Wi-Fiの電波は今や余程の山奥ではない限りは、どこにでも存在すると言っても過言ではありません
5年後のスマートフォンでは充電という概念が存在しなくなっているかもしれません楽しみですね
甲斐犬人
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