皆様こんばんは。

昨日23時8分頃に発生した最大震度6強の地震により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

一週間程度は大きな地震に警戒する必要があるとの事です。

この様な時期には震災時に備えて、災害時の連絡の取り方をご家族と確認しておくと宜しいと思います。

今回は災害用伝言板についてのブログとなります。

 

ご存知と思われますが、大手携帯キャリア3社のdocomo・Softbank(ワイモバイル含む)・KDDI(au)では震度6以上の地震が発生した際には災害用伝言板が解放されます。

・docomo

・Softbank(ワイモバイル)

・KDDI(au)

別途NTT東日本・NTT西日本ではキャリアや回線種別(固定電話・携帯電話・IP電話・MVNO)を問わずに利用可能な災害用伝言板(web171)が解放されます。*極端な話020から始まるデータ専用SIMの電話番号でも登録が可能です。

実は上記の大手携帯キャリア3社の災害用伝言板+災害用伝言板(web171)は、サイトは個別ですがデータベースは共有されています。

従いまして閲覧・検索だけであれば上記のどのサイトからでも一律で全ての安否情報にアクセスする事ができ、情報の均一化を図る事が可能です。

現在はご家族間でもキャリアが異なる場合や、格安SIM(MVNO)を使われているケースも多いですが、特に登録先は気にする事なく利用できますので、スマートフォン・パソコン・タブレットではキャリアフリーの災害用伝言板(web171)で登録されるのがスムーズですし登録しやすいと思います。

※フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)ではSSL暗号化サイトが閲覧できない事があり、現在でも大手携帯キャリア3社の災害用伝言板は暗号化が実施されていません。フィーチャーフォンの場合には各キャリア提供の災害用伝言板からご登録・ご確認ください。

 
ただ、東日本大震災の時とは大きく異なり、現在は無料通信アプリLINE等の普及により、便利に・簡単に連絡が取れる時代になってきています。
輻輳により音声通話は難しくても、LINEでしたら音声通話を含め利用可能なケースも多くあると思います。災害用伝言板の登録・確認が出来る状態であればLINEで安否確認をした方がスムーズと思われるかもしれません。
 
しかし、スマートフォンのバッテリー切れやスマートフォンを紛失した場合にはLINEでのやり取りが難しいケースが発生する恐れがあります。
例えば避難所で家族に安否を伝えたい時にスマートフォンを紛失してしまっている場合、どなたかに携帯電話を借りたり、公衆電話から電話を掛けても輻輳で繋がりにくい場合が想定されます。電話番号は覚えていてもメールアドレスも覚えている事は難しいと思いますし、借りた携帯電話からLINE IDを登録し安否連絡をする事は難しいと思います。
 
その様な時に災害用伝言板(web171)を活用すれば、簡単に登録・検索が可能です。
更に災害用伝言板(web171)の場合は、伝言ボックス作成を行えば安否情報のメール通知・電話通知が可能です。以下がメール連絡先・電話連絡先の登録画面になります。
 
また、災害用伝言板はそれぞれの電話番号で登録してしまうと情報が散らばってしまうので、事前にご家族内で「災害用伝言板の登録・確認は自宅の固定電話番号でまとめる」・「お父さんの携帯電話番号でまとめる」といった形に決めておくと登録・検索がスムーズになると思います。
 
ちなみに災害用伝言ダイヤル(171)と災害用伝言板(web171)は連動されています。
公衆電話や避難所の固定電話から局番なしの171に発信すれば音声を録音する形で登録ができ、災害用伝言板(web171)にアップロードされwebで音声を再生する事も出来ます。
逆に災害用伝言板(web171)で登録されたテキストであっても、災害用伝言ダイヤル(171)に発信する事で、該当の電話番号に登録されているテキストを音声合成で読み上げてくれるため、固定電話環境や公衆電話しか利用できない場合でも安否確認が可能です。
NTT東日本・NTT西日本の固定電話からは局番なしの171で通話料無料で利用できます。
 
もしもの時の為に、ぜひとも災害用伝言板(web171)をスムーズに利用できる様にご家族とお話しをして頂ければ幸いです。
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