梅雨に入りました●
私の少年の頃の梅雨と今の梅雨とでは
雨の降り方が違います。
私の少年の頃の雨降りは
シトシトとジトジトと降っていました。
実に陰険で、カビが生えるかと思います。
私は、
この雨降りの時、縁側に寝転んで
屋根から落ちてくるしずくを見つめているのが好きでした。
限りなく落ちてくるしずくを見つめていると
なんだか吸い込まれて
天に昇るような感覚に陥るのです。
すると、
「そんなところで寝転んでいないで、家の手伝いをしろー」
と母親の声が飛んできます。
とても懐かしい思い出です。
最近の梅雨は、バケツをひっくり返したような降り方です。
「線状降水帯」なんていう言葉をよくニュースで耳にしますね。
なんでも「線状降水帯」は、ゲリラ豪雨や何週間もシトシトと降る梅雨前線とは違い、
同じ場所に数時間以上、大雨を降らせる雨雲(積乱雲)の行列がやってきて、
何百ミリもの雨を降らせています。
その被害はと言うと、目を覆うばかりです。
最近は、夕立もあまり降りませんね。
先日、その夕立が珍しく降りました。
夕立の上がったあとは、地面も冷えて犬の散歩には好都合です。
福来を連れて散歩に出ましたところ、
東の空に大きな虹がかかっていました
綺麗でしたね。
福来もうっとりと見とれていたように思ったのは
私だけでしょうか。