さてさて、入所後数日がたった今、問題のある仕事を担当しています。
初日から引継ぎを受けた顧問先については、グループ間の取引が複雑で、常に債権債務残高を一致させる必要があるほか、資金繰りの問題等もあり、これはこれで面倒な顧問先かとは思いましたが、ボリューム的には比較的軽く、まあなんとかいやれるだろうというもくろみでした。
あ、債権債務の残高を一致させるっていうのは、グループ間のA会社、B会社を例に説明しますと、
Bのお金が不足してきたので、AからBに資金移動100万円しました。
という事例があったときに、
【A会社仕訳】
B会社貸付金 100万円/現金預金 100万円
という仕訳をきることとなり、その反対に、受け入れ側でも
【B会社仕訳】
現金預金 100万円/A会社借入金 100万円
という仕訳をきることとなり、
双方のB会社貸付金、A会社貸付金の残高は、100万円あるということで一致している。ということになります。
このグループ間の取引が複雑にあるため、残高把握が難しくなっているということです。
資金繰りの問題っていうのは、単純にお金がないってことですね。
銀行残高が残りわずかでも、あとこれだけ払うものが残ってますよ。とか未来をみつめて管理してあげる仕事です。
で、現在直面している問題はこういうものではなく、いきなりの決算をする会社があるってことです。
しかも監査を受けるような大規模なところ。
まだ、数日前に入所した自分は、この会社のことも理解しておらず、非常に不安です。
所長ほかのバックアップがあって初めてできる仕事でしょう。
通常、会計監査のない決算は、決算月末から2ヵ月後までに申告書を作成すればいいんです。
でも、会計監査をうけるとなると、とりあえず決算を組み、決算月末から1月までくらいの監査までに申告書を作らなければならないのです。
スケジュール的に厳しいため、逃げ出したくもなりますが、一つ一つこなしていくしかないですね。
今月、いきなりの試練です。