会社の決算書を見ると貸借対照表という言葉を目にしますが、いったいこれは、何なのでしょうか?
会社のデータが数字になって表わされているということは、なんとなくわかるのですが、いったいその数字が何の意味を表しているのかといわれると・・・
まず、会社というものは、「この会社に出資をしても良い・出資したい」という人からお金を集めて事業を開始します。
会社にお金を出資してくれるひとを「株主」と言います。
つまり、会社は株主がいないと成り立たないのです。
会社は株主から出資をしてもらいます。この出資のことを会計では、「資本」と言います。
この資本は、株主から出資してもらっているものですので、最後は株主に返さないといけません(借りたお金はきちんと返しましょう)。
そして、株主から得た出資(資本)を元手に会社は事業を開始するわけです。
例えば、製造業を営む場合を考えてみます。
会社は資本を元に、工場を建設します。
また、製造に必要な部品などを業者から購入し、その部品を加工して卸売業者や小売業者へ販売します。
このようにして、会社は動いているわけです。
これを簿記会計に置きなおして考えると、次のとおりです。
1.株主から出資を受ける
借方:現金/貸方:資本金
2.工場を建設する。
借方:建物/貸方:現金
3.部品を購入する。
借方:売上原価/貸方:現金
4.製品を販売する。
借方:現金/売上
これらが、いわゆる「仕訳」というものです。
ここで、借方・貸方という言葉が登場しますがこれにはあまり意味はありません。
借方=左、貸方=右ということで覚えてしまって全く問題はありません。
貸借対照表をみると、借方(左)、貸方(右)とあって、その下に「勘定科目」がずらっと並んでいると思います。
この「勘定科目」は、その内容をわかりやすく表現するために、記載されているものです。
貸借対照表をみると、貸方に資本金とあって、借方に現金や商品や建物や土地など記載されていると思います。(もちろん、事務所を賃貸で借りている場合は建物や土地は記載されていません)
つまり、貸方には資金の調達内容が記載されており、借方にはその調達した資金の運用内容が記載されているのです。
株主から資金を調達して(貸方:資本金)、商品を購入した(借方:商品)といった具合です。