今回は「面接で気にすべき、ちょっとしたこと」について。



自己PR、志望動機、キャリアビジョン。

転職市場で受験者はこの3つはそこそこ仕上げてくるんです。


だから、企業からしたら、こいつはいまいち本音かどうか見えないっていう状況が結構多い。

そこで面接官は、少し変化球を使ってあなたの本音を探ろうとしてきます。


よくあるのが日常会話的な部分ですね。


例えば、


「卒業旅行どこ行ったんですか?」


という、会話の糸口として使われるような軽い質問があったりします。


そこで


「タイに行きました」


って答えて、次に


「何故タイにしたの?」


って返ってきますね。大事なのはここからなんです。


「友達がタイ行きたいっていうからなんとなくです」


なーんてことは、本当のことだとしても言ってはダメです。



面接官はこういう何気ない質問から、あなたの論理性や説明能力なんかを探ってきます。何気ない笑顔で。


で、答え方の例としては、


「私は遺跡が好きなので、みんなでどこに行くかって話し合ったときにタイに行きたいと提案しました。他の国に行きたいという人もいましたが、遺跡の情報やレジャープランをまとめたりして友人に紹介することでタイに行くことの賛同を得ました。最終的にみんな満足してくれました」


みたいな感じですね。


こんなにウザッたくまとめなくてもいいですけど、「何故○○したのか」っていうことを、どの質問に対してもしっかり入れましょう。


「結論→何故なら」という論法であなたの明確な意思を盛り込みましょう。


「なんとなく」とか「周りの人に従って」とかだと、「こいつ主体性ねーな」とか「何も考えてねーな」って評価されてしまいますから。



「そんな質問でそんな細かいとこまで見てるわけねーよwww」


って思いがちですけど、本当にちょっとしたところから評価されてしまいます。

面接の30分~1時間の短い時間が、面接官にとってのあなたの全てなのですから。

その短い時間の中で、あなたの20数年間の評価が決まるわけです


合コンみたいなもんですね。


合コンの短い時間で相手のことを評価するでしょ?

普段は凄く良い子だとしても、その短い時間の中でのちょっとした仕草でその子の評価が最悪になったりしますよね。

で、合コンでいいなって思って、もっと知りたいなって思った子は、次に二人で飲みに誘ったりしてさらに深く知りますよね。

それでお互いが最終的に「付き合いたい」って思ったら付き合います。


まさに 集団面接→個人面接→内定 の流れと同じなんですよ。



ですから、ちょっとした質問程、気を抜かずにしっかり答えましょう



ちなみに私は、自分がさかなクンだというキャラ設定で合コンに臨んで、メチャクチャ酷評されたことがあります。

そりゃ女の子に延々と魚の話してればねえ・・・楽しかったけど。