会計士や税理士、経理職といった、経理会計関係の「会計人転職サポート」をしている立場から、公認会計士の転職にとっての参考情報をご紹介しています。
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さて、今日からは少し志向を変えますね。これまで会計士で転職を考えている方、あるいは転職まで考えていない方、いろんな方とお話しして氣づいたことがあります。そういったことや私のこれまでの経験や知識を踏まえて、どういった思考が良さそうか、どう行動すれば良い結果につながりそうかなどをお話ししていきたいと思います。


初回の今回は、「将来のイメージ」についてお話ししましょう。

転職を考えていない方とお話ししていて感じることですが、そもそも、監査法人に残ってキャリアアップをしたいと考えている人は少数派であるということです。監査法人も大手を中心にいろいろ大変な状況だし、このまま残っていて良いのか?という不安がありながらも、外に出ても給料は下がるし、そもそも何ができるのか?・・・といった感じで、どっちつかずの状態という方がとても多いという印象があります。

これははっきりと言えることですが、監査法人に残って上を目指したいとか、出るとしても今じゃなくxxという経験を積んでからだ、など明確なビジョンを持っている方は、どの道へ選んでも多分成功するでしょう。


そうではなく、先がわからない未来のことなので考えても仕方ない、あるいはわからないと考えることを辞めてしまっている、いわば思考停止状態にある人が多いような氣がします。

もちろん、この先のことは不確定要素も多く、考えても仕方がないのかもしれません。ですが、ぜひその発想を180度転換してみてください。

まずは自分がこれをやりたいと決めることです。決めさえすれば、後はそれをどうやって実現するか、その方法や準備などを考え、実践すれば良いのです。

私の場合、監査法人にいるときに、「ITの知識・経験を身につけたい」と考え、周りに話しをしていた結果、会計士でITに興味のある人間がほしいという求人のお話しを、友人及び彼の上司の会計士経由でもらい、IT企業へ転職しました。
そういった意味では、あまり偉そうなことは言えませんね。漠然と身につけたいとだけ考え、後は周りに話しをしていただけですからね。

それでもそれが実現できたのは、私が自分で考え漠然としていてもITの経験を身につけているイメージを持っていたからです。また、それを周りの友人などに話すという行動を取ったからです。


今後どんなキャリアを積んで行きたいか、将来会計士としてどんな形で活躍したいかというイメージは、人それぞれです。貴方自身が描くイメージ、これを明確に持つことがとても大事です。
(もちろん、転職のみならず、監査法人で上を目指す、あるいは独立という選択肢も含めてですよ)

自分自身の人生、自分がコントロールしなくてどうします?
ぜひ、自分が何をしたいのか、改めて考えるきっかけにしてみてください。

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