昨夜、福祉の会の活動として

市の地域自立支援協議会 権利擁護部会主催の
「ふれあいカフェ」に参加しました


会場で私の障害者に対する概念を覆す女性に出会いました

たまたま同じグループで私の席の真ん前に居ました


パネルディスカッションに彼女が出た時の彼女のプロフィール

機能障害: 多発性硬化症による上肢・下肢・視覚聴覚障害(盲ろう)・そ しゃく機能・内部障害・排泄障害

記すと重度さが伝わりますよね
「盲ろう」とは見えない・聴こえない障害を言います
彼女のコミュニケーション方法は触手話です

私は以前、少し手話を学んだ事があるのですが
手の動きを触りながら手話を読み取る難しさ
かなり至難の技だと感じていました

車椅子、鼻には酸素、口には人工呼吸器

彼女の話では【胃瘻】にしてから太って困っているとお聞きしました

見るからに重度障害者ですが
彼女はとても活動的で更に驚きました


パネルディスカッションでこれまでの経験を話しておりましたが
大学・大学院で社会開発(地域開発)とリハビリ テーションカウンセリングを勉強したそうです
海外の大学でも学んだそうです

 自立生活センター、国際機関、国際NGO、大学、 一般企業などで働いた経歴もあります
現在は国際協力活動や 非常勤講師などをしているそうです

海外生活をした経歴もあり
国連でスピーチもしたそうです

市内の普通のマンションで一人暮らしを
20数年しているそうで
自炊もしているとの事

もうここまで聞いただけで
私が今まで接して来た重度障害者の方々と違う
至れり尽くせりの施設での中での自立生活
仕事は作業所
それが今まで私が見てきた世界でした


彼女は後天的に聴こえなくなったみたいで
話し方は健常者とかわらないのです

彼女と同じグループでしたから
グループワークの時に更に色々お聞きする事が出来ました

今の彼女があるのは、やはりお母さんの力が絶大でした

視覚障害の子どもに
日本語を教えるのには
ひらがな・カタカナ・漢字があり面倒
アルファベットは26文字

日本語なら
例えば『はし』だって
箸・橋・端…と色々ありますよね
ややこしい

だから英語から教えたみたい
そして日本の学校に断られたなら外国へ行けば良いと小学校はアメリカだったみたい

ただ、ただ
眼から鱗びっくりビックリマーク


ま、日本語しか話せない私には
きっとその発想は無いし
海外生活へ切り替える経済的・精神的ゆとりは無いのが実情です

でも、このお母さんの発想は
素晴らしいと思います


英語だけでなく
ちゃんと日本語も教えていますから
本当にパワフルなお母さんですよね


彼女は現在、40代前半です
親もとを離れて20数年生活しているわけです

勿論、ヘルパーさんの支援があるから暮らせるわけですが

やはり、今までも今でも不自由な事は山ほどあると思います

また一人暮らしをしていると
誰かとふれあわないと偏った考えになったり、暗い気持ちになったりするそうです

障害があるからと家に引きこもっていると病んでしまう…と他の方も言っていました


彼女の頑張りをみていると
精神障害手帳2級の我が息子の自閉度で悩んでるのがバカバカしいくらいでした


彼女に似た障害を持つ赤ちゃんがいるのですが
そのママ(知り合い)と彼女が繋がれば良いなぁと思いアドバイスを頂けるか申し出たら
2つ返事で、早くそのママに会いたいとの事

繋がったぁ照れ