ここまでは、いつも淡々と出来るんです。
でも、お線香をあげて、ナイトの御骨と写真を見ると、涙が溢れて大泣きしてしまいます。
今朝も同じでした……
ナイトがお空に行って、四十九日。
さよならした日の事は、まだまだ鮮明に昨日の事の様に覚えています。
朝から調子が悪そうで、体には全く力が入らなかった。
前夜までは、お水は飲んでくれたのに、この日は、朝からお水も嫌がりました。
それで私は、あぁさよならが近いな……と悟りました。
でも、まだ分からないよね?と主人と話し、病院に痙攣止めの座薬をもらいに行ってもらいました。
それなのに、ナイトの状態は徐々に悪くなり、小さい痙攣を起こし出したので、様子を見ていました。
体は酸素室に入れて、ドアは開けて身体を撫でてあげたりして、声を掛けていました。
お昼過ぎに、ウンチをしたそうにいきみ出し、と同時に大きめの痙攣が起き出しました。
痙攣止めの座薬は、心臓を止める可能性が有る為、使うか迷っていました。
前々日の夕方過ぎに、とても大きな痙攣を経験し、又同じ様になったら……と怖かったんです。
体を後ろに大きく仰け反らせ、四肢を激しくバタつかせ、眼球は左右に猛烈なスピードで眼振をしていました。かなり長く続き、私は泣きながらナイトを必死に抱いて、名前を呼び、大丈夫だと声を掛けるのが精一杯でした。
この光景を思い出し、ナイトが辛そうなので覚悟を決め、座薬を入れました。
この時まだいきんでいたので、座薬が出ない様に押さえたのが、可哀想でした。
今となっては、酷いことをしたなと後悔しています。
座薬の影響で心臓が止まってしまうか、しばらく見ていましたが、痙攣といきみも治まり、穏やかになっただけで 、大丈夫そうでした。
ただ、呼吸は弱く浅く速い。
ホッとしたのも束の間、30分後位に、又小さな痙攣が始まってしまいました。
お尻を見ると、うんちが出ていて汚れまくっていたので、綺麗にしようと拭いてみたけれど、上手く取れない。
仕方がないので、肛門の周りの毛をハサミで切ったりしたのが刺激になったのか、更に痙攣が強くなってしまいました。
それでも、うんちだらけのお尻を、温かいお湯で拭いてあげたいと思い、2階にいる長女を呼び、洗面所に行っている間、ナイトを見ていてとお願いしました。
タオルをお湯に浸している時、嫌な予感がしたので、ナイトの元に慌て戻りました。
長女が、背中を撫でてあげてたら、舌を出して息をしていないみたいだと……
ハッとナイトの顔を見たら、舌が出始めていました。
ナイトー、まだ逝っちゃダメだー!!と叫び、抱き上げました。
私の胸元まで、抱き上げる時間は有りませんでした。
膝の上に抱き抱え、大声で何度も何度も、ありがとう!愛してる!大好きだよ
!と呼びかけました。
ナイトの頭はもうクタクタでした。
間を空けて、大きく息を吸うこと3回。
それがナイトの最期でした。
あぁ、ついに終わってしまった……
そう思いました。
悲しみよりも、頭の中が真っ白でした。
主人は、座薬で落ち着き出したので、買い物に出掛けてしまっていました。
直ぐに電話をして、戻ってきてもらいました。
滅多に泣かない主人が、ナイトを抱きしめながら、ポロポロと涙を流してナイトに話し掛けていました。
その姿を見て、徐々にナイトはもうこの世に居ないんだと、実感してきました。
ナイトを看病して9ヶ月あまり。
常に傍にいて見守っていたのに、最後の最期、しっかりと看取る事が出来ませんでした。
お尻のウンチなんて気にせず、傍にいてあげていたら良かった。
座薬を入れなければ、もっと生きれたかも知れない。
私は一体何をやってんだ?!と自分に腹が立ちやり切れない思いが、未だに込み上げてきます。
主人からは、座薬を入れようが入れまいが、今日亡くなったと思う。
座薬を入れたから、逆に苦しむことなく、最期を迎えられたんだと思うと言われました。
長女には、ナイトはクールだから、ママには見せたくなかったのかもよ、悲しむから……と慰められました。
唯一の救いは、大好きな家のお布団の上で、大好きな娘が傍に居てくれた事です。
娘は辛かったに違いありませんが……
ナイト、ママを許してくれますか?
ママはあなたの最期を思い出すと、胸が締めつけられて、辛いです。
それでもあなたがお空に行って、49日も経ってしまいました。
今日は1番好きな、ササミをお供えしました。
リンが多いので、腎臓の事を考えて、余り食べさせてあげなかったからね。
ナイト、これからもずっとずっと大好き、愛してるよ( *´︶`*)ℓσνє♡
モカや仲間達と楽しくね(öᴗ<๑)