朝からドタバタ階段を降りる音がして
息子がリビングにきた。
昨日出ていったことを、覚えていた息子。
リビングで寝てた私を見つけて「パパ〜!ママが帰ってきた!!!!!」と叫んで
私の布団に嬉しそうに入ってきた。
あったかい。
「昨日はごめんね、ママ、ご飯いらないって言われて悲しくなっちゃってさ。泣きながら自転車漕いでたんだよ、、、
」

隠しても仕方ないから、ありのままを話す。
隠して、強いママを演じたほうがいいのかもしれないけど
将来、息子の奥さんに「うちの母親はそんなに泣いたりしなかったけど?」なんてモラハラ発言してほしくないし
母親も完璧じゃないんだということを
伝えるためにもあえてありのまま話してみる。
へぇ~、と不思議そうな顔で聞いていた息子。
「お泊りのお風呂やさん?」
「いつ帰ってきたの?」
「帰ってきたときパパに会った?」
「お風呂たくさんあった?」
「泡のお風呂もあった?」
色んな質問に、ひとつずつ答えていく。
そうこうしてるうちに娘が起きてくる。
はにかんで様子をうかがいながらも少し距離をとって近づいて来ない。
気にしてない振りして、YouTube見始める。
もう怒ってないの?昨日豹変したよなママ、、、よく分かんないから関わらないでおこう、みたいな感じなのかな。
賢い子。
娘ちゃんもごめんね、大好きだよ、と抱きしめるがふりほどかれる
←

本気でYouTube見たくて邪魔らしい。
はいはい、、、
また求めてくれるタイミングを見計らうことにする。
そんな感じで通常営業に戻った我が家。
保育園の作品をカバンから出してると
息子の絵が出てきた。
「てんごくの絵を書いたんだ〜!」と笑顔の息子。
そう、ほんとに最近死ぬことについて考えている息子。
というのも、少し前に
拗ねると「もう息子くんしみたい、、、(死にたい)」
とか言うことが多くて
そんなこと言っちゃだめよ!!!!!と怒るのも違うしなーと。
ネガティブな感情は無理に抑えなくていい、そう思う気持ちは事実だからね。それほどしんどいんだろう。それは受け止める。
けど
そもそも死ぬことについて理解してなくて、言ってみてるだけだから、死ぬことはどういうことなのか説明はしたい。
でもなかなかね、難しい問題ではあるので
どうしたもんかなー、と思って
死についての絵本をいくつか買ったんだ。
我が家では、うまく説明できないことは大体
絵本におまかせしがち

今回はこちらの2冊を買ってみた
死ブームが到来しまして

特に息子、ヨシタケシンスケさんシリーズが大好きだからどんぴしゃで。
「このあとどうしちゃおうノートを作りたい!!!」
とキラキラした目で言うので
ノートを買ってきて作ったよ

要は、死んだあとになにしたいかを書くノートなんだけど
息子のノートには公園で見つけて最近名前を覚えた「すずめが」の文字しかないという

(蛾の一種です)
わけわからんけどまぁ本人満足してるからいいか笑
死ぬことについて本人なりのイメージができたようだけど、本が面白すぎて
死んだら悲しいというイメージが薄まりすぎて
死ぬことに対してわくわくすらしてきたらしい。
だから、てんごくの絵を描いてきた!と言われたら普通は
「えっ、この子メンタルやばくね!?
」

となるのですが
私は「あー、今ブームだからな
」くらいにしか思ってないわけです。

死ぬのが悪いことではない。みんないつかは死ぬんだ。
だから、別に死ぬことに対してわくわくしてもいいと思うんだ。
でもさ、
周りがどう感じるかも知ってほしい、「親として」はそこワクワクしないでほしいのよ本音は

てんごくに行きたいなー!と言われた日には
「息子くんが死んだら、パパとママは悲しいよ。もう会えなくなるんだよ、毎日泣いて暮らすよ。いやだよぉお、、、、うぅぅ
(泣き真似)」

とか言って
とにかく周りは悲しいよ、寂しいよ、ということを伝えることを最近はメインにしてます

なんなら息子も想像して寂しくなったのか一緒にちょっと泣き始める

なにこれ、みたいな状況のこともありますが
死ぬことに対して、少しずつ分かってきたのではないかな。
私も、死んだら肉体がどうなるのかは分かっても
その人自体(魂)がどうなるかは分からない。
ただ周りは悲しい、寂しい。
悲しいし寂しいから、周りにとっては悪いことなんだけど
本人にとったらどうなんだろう。
もしかしたら、ほんとに最高な場所かもしれないもんね、天国って。
なかなか伝えるのが難しい、死テーマ。
私が個人的に伝えるのが難しいテーマベスト5に入る。
あと、
性教育
お金教育
防災教育
ネット教育
このへんも、我が家では本フル活用して伝えてます。
ネット教育だけはまだ機会がないからやってないけど
他のはゆるゆると絵本買って伝えてみてます。
どこまで理解してるかは、、、
?

↑保育園でも読んでる本。なぜか娘のお気に入り。
↑ちょっと難しい部分もあるけど、大人が読んでも面白い。絵もたくさんあるから楽しいらしい。これ読んで!と持ってこられると躊躇するほど内容ある
↑分かりやすく、最低限の文章で書いてあるから入門としては良い。でも、いざというとき臨機応変に対応できるようにもっと詳しい内容の本も買いたいところ。
↑このシリーズは全制覇したい。薄くて読みやすい。
図書館もいいけど、ほんとに伝えたい内容の本はいつでも読み返せるように買っちゃいます。
もちろん中古も全然アリ


