昨日、雄飛ナナ母へのコメントを書いていて思ったのだが、

 自分に女の子が産まれ、改めて感じる事がある。

 それは、女の子は「かわいさ」の次元が違う、という事だ。


 無論、男の子もかわいいし、特に1号は男の割りに整った顔をして、

 怪獣父・母のどちらに似る事も無く、なかなかの色男である、と思っている。


 しかし、2号は違う。

 低い鼻、高倉健ばりの一重に加え、はれぼったい瞼。

 さらには富士山のような上唇、追い討ちをかけるようにチョイしゃくれ、ときている。

 改めて文字にすると、まったくかわいい要素など無いが、

 それでも私にしてみれば、女の子というだけで、とてつもなくかわいい。


 きっと、怪獣母父も怪獣母が生まれた時、同じように感じた事だろう。

 (まぁ、容姿は2号ほど酷くは無かったと思うけど)

 そんな娘を、どこの誰とも分からぬ輩に取られる気持ちは、

 いったいどれほどのものがあったのだろうか?と考えてしまう。


 私は、21歳くらいの時に怪獣母と付き合い始めたが、

 恐らく最初の1年くらいは怪獣母父と、まともに話す事さえなかった。

 怪獣母の家に行っても、挨拶程度しか交わす事が無く、

 もっぱら話すのは怪獣母母との方が多かった。


 怪獣父・母が結婚を意識した出来事に「沖縄台風事件」がある。

 結婚する前、2人で沖縄に行き、離島で台風直撃の憂いにあい、

 3泊4日の旅行が、5泊6日の旅行に変化したのだ。

 怪獣母は体調を著しく崩した上に、かなりのマイナス思考モードになり、

 正直、手のつけようの無い位に状態は悪かった。


 こんな時、北海道にいる親ならどう考えるのであろうか?

 良く知りもしない男と自分の娘が婚前旅行に行き、

 しかも、台風直撃で沖縄から出ることが出来ないで困っている。

 きっと、私であれば怪獣母に「2号から連絡きたか!?」などと、

 口角泡を飛ばしながら、2分おきに尋ねているに違いない。

 実際、北海道での動きがどうだったかは知らないが、

 恐らく、怪獣母父はそんな事は無かったと思う。

 (決して、怪獣母を心配していない、という意味ではない)


 結婚の話をしに行った時も「普段の自分を見せる」などと、

 わけの分からぬこと考え「ジャージ」で怪獣母の実家に行き、

 あまつさえ、怪獣母の両親に切り足すタイミングを見出せずに、

 怪獣母父から「本当にうちの娘でいいのかい?」などと

 助け舟を出されてしまうような男に、よくぞ娘さんを任せてくれたと驚く。


 いつも、怪獣母におこられる怪獣母父、

 私もそうなるのも・・・と思うと今から戦々恐々であるが、

 それでも怪獣母父は、嫌な顔せずに1号や2号の面倒を見てくれる。


 私は怪獣母と結婚して、1号2号に出会えた事は勿論幸せだが、

 それと同じくらい、怪獣母の両親と家族になれてよかったと思う。

 子供が生まれて思うが、自分の子供が将来結婚して、

 相手の親に対して、今の私と同じように感じて欲しいし、

 また、2号の旦那にも出来れば同じように思って欲しい。

 (無論、相手にもよるけどね。変な奴ならぶっ飛ばす!! 笑)

 

 多分、人よりちょっと不器用で正直、

 とっても、孫の事がかわいくてしょうがない、

 娘に怒られながらも、何かと手助けをしてくれる、

 それが、怪獣父のもう一人のお父さんである。