2号の発音は、「カ行」が「タ行」に変換されることが多い。

 『すき』も『すち』になるし、『買ったの』は『たったの』になる。

 基本的にタ行が、頻繁に登場するために、

 コチラとしては全神経を集中して会話を聞かないと、

 2号の言葉を理解する事は出来ない。


 本人は、きちんと話しているつもりなので、

 見当違いなことを言うと、ベチベチ叩きながら怒る。

 どうしても分からない時は、さりげなく無視するが、

 それも2号の逆鱗に触れるらしく怒られる。

 「あ~、もうなんて言っているか分かんないなぁ。」と言うと、

 「わたんないの?」と言ってくる。


 そうすると、2号の発音の中で最も上手な言葉を浴びさせられる。


 「だいっきらい!」


 不思議とこの時ばかりは『き』を『ち』とは言わないのが不思議だ。

 やれやれである。