埼玉県ふじみの市で起きたプールでの事件、

 吸水口の網が外れ、そこに少女が吸い込まれると言う、

 なんとも痛ましい事故である。


 管理体制の甘さや有事の際の対応の甘さが

 如実に出た事件であるとは思うが、

 事故当時、一緒にいたと思われる母親は何を思うのであろうか?


 一緒にいながら娘を救うことが出来なかった悔しさ、

 いくらテレビが施設側の体制をバッシングしたところで、

 きっと、母親は自分を責め続けるだろう。

 (すくなくとも、自分はそうなると思う)


 どれだけ万全を喫しても、

 子供という生き物は得てして予想だにしない動きをする事がある。

 どれだけ頑丈に網を固定していようとも、

 髪が巻き込まれる事もあるだろうし、

 あるいは指や腕、水着が巻き込まれる可能性だってある。


 高所や水場、何気ない行動が死に繋がる場所で、

 親は子供から目を離すことは出来ない。

 安全な施設を提供することは当たり前のことだし、

 働く従業員が高い安全意識を持つのも当然の事である。

 しかし、最終的に自分の子供を危険から守るのは、

 やはり親自身なんだろうと今回の事件を見て思った。