私が役所を退職した最後の年の担当業務は、スポーツ振興でした。


具体的には、様々なスポーツ団体やアスリートの力を借りて、スポーツ教室や講演会及び世界大会への壮行会などのイベントを開催し、住民の皆さんにスポーツを身近に感じてもらうものでした。


役得として、今までテレビで見ていた大勢のトップアスリートにお会いでき、金メダルなどにも触れさせていただきました。


同僚も羨むとても楽しい仕事でしたが、担当する前から投資業を目指しての準備をしていたので、決心は変わらず退職を選びました。


アスリートとの仕事の中でサッカーに関しては、私は埼玉県在住のため浦和レッズを応援しているのですが、そのライバルチームの緑の女子チームの街頭フラッグを商店街の力を借りて、駅前の一等地に設置したりしました。


また、男子サッカーではJリーグ入りを目指している関東1部リーグの東京ユナイテッドFCと試合観戦招待やサッカー教室を開催しました。


その打ち合わせなどで東京ユナイテッドFCの幹部の方々とお会いして、その熱意や誠実な人柄などから個人的にファンとなり、退職後も試合観戦に出かけ応援しています。


今回、その東京ユナイテッドFCの方から、施設管理の仕事を手伝ってもらえないかとのオファーをいただきました。


しかしながら、この仕事を引き受けるかどうかで、とても迷っています。


因みに、これまでも役所の元の同僚からアルバイトに来て欲しいというオファーはいくつか有りましたが、全て断ってきました。


今までと違って、今回引き受けたいと思う理由は2つあります。


私の経験の中で、仕事は何をやるかよりも誰とやるかがとても大事だと思っていますので、この尊敬できる方々と仕事ができる事はとても魅力に感じています。


また、専業投資業のため家族や友人以外とはほとんど会話をしておらず、ニュースはテレビでよく見ていますが、やはり社会と離れて生活していると感じています。


一方で、お断りした方が良いと思う理由も2つ有ります。


一つは、この2年間は株の運用こそ真剣にやっていますが、それ以外は怠惰な生活を送ってしまっているので、今更ちゃんと仕事ができるかどうか不安な点です。


もう一つは、すでに私名義の配当所得が、健康保険や年金の被扶養条件の限度額に近いため、所得が増えるとこのままでは扶養を外れてしまいます。


国民民主党ではありませんが、例えば年で60万円位働いても妻の手当が無くなり、私が現在無料の各種社会保険料を払う事になると金銭的なメリットが少ない事です。


それだけ、今私が源泉分離課税制度の恩恵を享受していて、被扶養者の非課税の制度が恵まれているという事です。


お金や社会の事だけを考えれば、微力でもフルタイムでしっかり働く方が良い事は分かっていますが、それではFIREした意味が無くなってしまいます。


私はLEANFIREだと思いますが、好きなことは実践できていて我慢している訳でも無いので、今の生活にとても満足しています。


そこで、今の考えで働くには、配当所得を減らして仕事を半ばボランティア的に収入を抑えるしかないと考えています。


少し面倒ですが、持ち株を配当権利前に売却し権利落ちで買い戻す事で配当相当分の利益が得られるなら、株の売却益を増やして配当所得を減らすように運用しようと思っています。


今週、仕事場を見学し説明を受けて最終判断しますが、頭の整理のために長々と駄文を書かせていただきました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました😊