息子の受験について、6回に分けて好き勝手に書かせていただきましたが、たくさんの方々に読んでいただきありがとうございました。


 これからお子さんの受験にむけて参考になるか分かりませんが、私が息子の中学受験から大学受験までにやった事を書きたいと思います。

 

 私としては効果があったと思っていますが、息子本人も含めて家族の評価は、決して良いものではありませんでした。


 決して大した事はしていません。一番は、本人以上に模試や定期試験の結果に一喜一憂していました。統計が大好きな私は、定期試験や模擬試験などをエクセルの一覧表やグラフなどにして、息子に見せていました。


 特に学校や塾で優秀者の名前や成績が発表された場合には、勝手にできる子をライバルに指定して、そのライバルと年間を通じての成績を比較などしていました。


 この科目は勝った、全体ではあと何点だった、などと結果が良い時は元より、ダメな時でも息子を茶化したりして楽しんでいました。


 息子は、相手はライバルというより憧れの存在なので、自分以上に試験結果に一喜一憂する父に呆れていたようですが、やはり親が喜ぶ姿を見て、少しは誇らしい気持ちになる事もあったと思っています。


 受験前の学校や塾の面談では、志望校順に試験日程や通学時間、過去の模擬試験の合格判定結果などを一覧表にして面談資料にしました。

早稲アカの先生には褒めてもらいました😊


 一方で、我が家では、家内が田舎育ちで通塾の経験もなく、塾や私立学校は勉強のできない子が通う所と受験には経験も興味も全くないというのも良かったのだと思います。


 そういった訳で、下の娘も含めて、子供達の塾や学校の面談や説明会などは全て私が参加しました。

妻は高校受験の志望校を決める際にも、第5志望の公立高校が良いと最後まで言っていました。


 これは、結果的に息子に受験のプレッシャーをかけない効果があったと思います。しかし、母親の参加が多い開成高校の保護者会には、妻に参加してもらいましたが、上品な専業主婦の方々が多くて、場違いな自分は、着ていく服にも困るとぼやいていたのを覚えています。恥


 高校時代にも、塾や学校の成績表は私が預かって一覧表を作っていました。特に開成高校の実力テストの結果では、息子の成績よりも毎回桁違いの成績を取るトップ5人の成績を楽しみにしていました。


 この5人は皆、東大理科Ⅲ類に進学した筈ですが、全国規模の模試でも、当然ながら成績優秀者に名前を見つけて楽しんでいました。

 

 高校時代の息子には、勉強では私が直接アドバイスできる事は全くなくなってしまいました。

唯一、提案したのは、学校や塾の講習テキストやテスト問題、解いたプリントなど、高校3年間で取り組んだ書類を全てとっておこうというものでした。


 私としては、いざ受験の時に、これだけやってきたんだと実績が目に見えれば、自信にもなると思っての事でした。息子の狭い部屋に置くので、息子は「見返すわけでもないゴミだから捨てたい。」と言っていましたが、渋々部屋の隅に置いてくれました。


 最終的には、1m位の高さにはなったと思いますが、我が子ながら、よくやったと思います。合格後に感謝の気持ちを持って古紙回収に出しました。


 正直にいうと、私は息子の模擬試験の結果などはつぶさに見ていましたが、自宅では勉強する姿を見ていないため、どれくらい頑張っているか分からなかったので、この紙の束を見て私が安心できました。


 こうやって振り返ってみても、塾や模試にお金を払う事以外には、何の助けにもならなかったのだと思いますが、一番近くにいるファンとして応援できた事は良かったと思います。


 また、強制して叱ったり、勉強させたりするほどの学歴や学力が親になかったのも、結果的に良かったと思っています。恥


最後までお読みいただきありがとうございます😊