※息子の受験についてのブログですが、自慢話と感じる方もいらっしゃると思いますので、嫌な方はスルーしていただければ幸いです。

 息子は中学受験に失敗し、3月末からWアカデミー(以下W)に体験入塾をしました。
ブログの①に記載したように、別格の凄い人達から刺激を受けられるように、塾には数学だけはできるので、最上位クラスで体験させていただきたいとお願いし、了承されました。

 息子に塾の感想を聞くと「とても楽しい。みんなすごく回答が早いし、僕の知らない事をたくさん知ってる。」と楽しんで通うようになりました。最初に仲良くなった友人は、クイズで有名な埼玉の私立中学に在籍していて、中学2年生には学校が忙しく塾を辞めてしまったそうですが、彼に追いつきたいと良い手本になってくれました。

 彼とは縁があったようで、塾を辞めて10年後に息子の会社に彼が東工大の大学院を出て入社試験を受けにきていたそうです。アクチュアリー採用は4人程度の狭き門のため、同僚になる事は叶わなかったようですが、狭い世界なので資格を目指していれば、いずれ会えると息子は言っていました。

 そうしてWに通うようになった息子ですが、周りの中学受験の経験者達の刺激を受けて、追いつくように努力したのだと思います。幸い数学だけは公文のおかげで上位にいられたので、それを頼りに英語と国語を頑張っていました。

 そんな息子が劇的に変わったのが、塾の中1の勉強合宿でした。Wの合宿は成績順にホテルが決まっており、息子は全体から見れば上位の下でしたので本来なら入れない最上位クラスに、上位の人達が部活などで不参加だったのか、繰り上げで入れてもらったようです。

 Wでは毎月の定期テストの成績上位者が冊子になって発表されていました。合宿では毎月名前を見るトップの人達と一緒の教室で授業を受けられて、憧れるようになりました。合宿から帰宅した息子は、「みんなオーラが凄かった。試験も凄いスピードで解いていて驚いた。更には自分の部屋でも自習していた。」とキラキラした目で話していました。

 この合宿をきっかけに、凄い人達ともっと一緒にいたいという、ステータス維持などの目標がはっきりして、高いモチベーションで取り組めたようです。その後も志望校別の特訓コースなどの選抜試験にも挑戦し、短い期間でしたが最終的には最上位のTK1にも所属できました。

 中学時代の息子は、とても貪欲に勉強に取り組んでいました。Wで参加できる講座は全て受講していましたし、受けられる外部模試も全て受けていました。息子的には、高スコアを競い合うゲームの関東大会に参加するような感覚だったんではないかと思います。お金はかかりましたが、まさに好循環で、模試で良い結果が出る。→周りも喜ぶ、褒められる→もっと頑張る。の繰り返しになりました。受験に無関心の家内からは、「息子はお父さんが喜ぶために頑張っていてかわいそう。」と言われるくらいに私ものめり込みました。

つづきます。