※息子の受験についてのブログですが、自慢話と感じる方もいらっしゃると思いますので、嫌な方はスルーしていただければ幸いです。


 息子の小学生時代は、一言で言えば、とても良い子という評価でした。学校の先生達からは、「どうしたらこんな良い子になるのか?」と褒められ、確か小学3年生の時の通知表は、勉強面、生活面とも全ての項目でA評価でした。


 特に生活面の「元気にあいさつができる」や「:友達と仲良くできる」など全ての項目でA評価をいただけたのは、生涯で一度だけでしたが、とても嬉しかったのを記憶しています。


 家内が家庭訪問で先生に「厳しく育てているんではないか?」と言われてショックを受けていたのを記憶しています。決して厳しく育てた訳ではなく、息子が大人の顔色をうかがって行動できる賢さを持っていたんだと思います。


 ワガママをあまり言わない息子に対して、祖父母からは我慢させすぎと言われましたが、決して強要したものではなく、「特に欲しいものがない」とおもちゃをせがむということがほとんど無かったです。


 そんな息子は、知的好奇心が強く、幼い頃は絵本を何度も読んでとせがみ、高学年になってからは東野圭吾の高価な単行本を何冊も買い、繰り返し読んでいました。お年玉の1万円を本に変えてしまう息子にもったいないと言うと「本には価値があるからもったいなくない」と言われた事を記憶しています。


 勉強についても、公文のドリルを飛び級で挑戦し、周りから凄いと褒められて更にのめり込んでいきました。数学に関しては小学5年生で中学数学はマスターしていたと思います。


  6年生で始めたZ会の通信教育も、問題が送られてくると、その日に全て回答し、翌朝に回答を返送するというのを続けていました。月謝を払っていても、1日しか勉強しないのは少し無駄なのではと思ったのを覚えています。


 6年生の頃には、周りが中学受験を控え、一緒に模擬試験を受ける機会がありました。友人にハンデをもらってジュースをかけて試験を受けていました。

 模擬試験がゲーム感覚でうけられたのは、失敗しても失うものがなかったから、楽しかったんだと思います。これ以来、高校合格まで受けられる模試は、ほとんど受けたのではないかと思います。


 力試しに、施設見学程度で準備はほとんどしていない状態で、近くの国立附属の中学校を受験してみました。結果は、残念ながら不合格でした。


 今思えば、この不合格がこの後のエリート街道へのスタートだったような気がします。これまで、褒められてばかりで、自信を持って受けた試験で落ちたのがショックだったようです。


 息子と2人で合格発表を見に行きましたが、自分の番号がなく、他の受験生が嬉しそうに合格の手続き書類を受け取ってる姿を目の当たりにしたのが良かったのでしょう。


 帰りの車中では、息子は寡黙でしたが、「残念だったね。有名塾に行ってみるか?」とたずねると、即答で行きたいと答えてきました。この塾に行ったのも大当たりでした。


次に続きます。