ムービーモンスターシリーズ 躍動 ゴジラ1965 | 怪獣玩具に魅せられて

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『怪獣大戦争』に登場したゴジラがムビモン化。

モスゴジ系統の凛々しい顔が素敵です。

ん? いきなり寄りの画から始まりましたね。

取り敢えず、全身を映してみましょう。

 

じゃじゃん。

「躍動」。

怪獣大戦争においてX星でキングギドラを追い返した後に見せた、まさかのポーズ。

ゴジラを子どもたちのものにするアイデアの一つであり、観客の反応は賛否両論だったそうです。

そんな、ある意味では“伝説”なポージングをムビモン化した「躍動」シリーズ。今後の展開が楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

アマでは何故だか完売しており、家電生販店では2025年2月末現在で3000円前後で販売。

家電量販店に走った方が、安く買えるかもしれません。

 

 

正面から。

おそまつくんの「シェー」をゴジラでやるという。怪獣の擬人化の極みですよね。

こんなふざけたポーズなのに、ゴジラの顔は、いつもの怒り顔なので、違和感がえげつない(笑)

 

横から。

岩山台座が付いて来て、ゴジラを固定することができる。

このアイデアは凄く良いです。ゴジラの大きな体で岩山の殆どが隠れてしまうので、本当に浮かんでいるように見えるんですよ。

 

こっちの角度だと、四肢の曲がり具合がよく分かります。

ソフビですから、当然ながらポーズの一瞬を切り取っているわけですが、確か本編では、ものすごいキレがある動きを見せるんですよね。それがね……中々笑えるんですよ。

 

 

背中。

この時期からけっこう人間体型だったのね。

 

顔のアップ。

顔はけっこうカッコいいんですよ。ゴジラの顔って、この後の『南海の大決闘』あたりからどんどん柔和になっていく印象があって、こいつはその寸前の、まだ眼差しが凛々しかった頃のゴジラですね。

 

塗は、当時の着ぐるみの感じが良く出ている。特に口元。

口中の赤がじわじわって感じで吹かれているのが、いかにも当時の着ぐるみらしい。

その中で浮かび上がる白い牙がきらっとしている。

 

目元もしっかりしていて良いですよね。瞳が奇麗に塗分けられている。

 

 

岩山台座から外してみた。

ゴジラ単体でも優れたソフビですが、シェーポーズが前提としてあるので、四肢の角度は歪になっています。

 

ゴジラはシェーを合計4回くらい、左右交互にやっていたわけで、

ソフビでも再現可能です。

 

岩山を増やして、劇中に近くしてみた。

ほんとに……なんで、この時にこれをやったのか分からない。

でも、忘れがたいシーンを残す作品として、やっぱり記憶には残りますよね。そういう意味では、成功だったのかなあ。

 

キングギドラと対戦。

何やってんの、お前……という顔のキングギドラに、ふざけたポーズのゴジラが挑む!

 

 

手を降ろせば、ちゃんと戦っている感じが出ますよ。

体高的にも、ちょうどいい塩梅です。

 

 

デザインの系譜上では根本にあるモスゴジとの比較。

モスゴジの方がしゅっとしていて、今回の1965版は横に広がっている印象です。

 

輪郭として、非常に均整がとれているのはモスゴジですね。

ただ、この1965年版のちょっと肉厚な造形も捨てがたい魅力があります。

 

これが「躍動」シリーズの一作目。

もし余裕があったら複数回して手足の角度を修正し、普通素立の「怪獣大戦争ゴジラ」ソフビを作るのも良いかもしれません。

このシリーズは面白いから、どんどん続けてほしいですね。

次にはマイナスワンゴジラの、ポスターバージョンが控えていますが、他にも、

・対ヘドラの飛翔ゴジラ(絶対出ると思う)

・対メガロの尻尾スライディングゴジラ、あるいは座頭市の真似ゴジラ

・ラドン、ガメラ、ギャオスの飛翔ポーズ

・ミレニアムなどの、海中泳ぐポーズのゴジラ

・ゴジラ2000のポスター版のゴジラ

などなど、色んな「躍動」の可能性はあると思う。特にゴジラ2000のポスターは、めちゃくちゃカッコいいから、それを再現した「躍動」アイテムが出たら、すっごく人気になりそう。今度の展開に、期待大! ですね。