『怪獣大戦争』に登場したゴジラがムビモン化。
モスゴジ系統の凛々しい顔が素敵です。
ん? いきなり寄りの画から始まりましたね。
取り敢えず、全身を映してみましょう。
じゃじゃん。
「躍動」。
怪獣大戦争においてX星でキングギドラを追い返した後に見せた、まさかのポーズ。
ゴジラを子どもたちのものにするアイデアの一つであり、観客の反応は賛否両論だったそうです。
そんな、ある意味では“伝説”なポージングをムビモン化した「躍動」シリーズ。今後の展開が楽しみですね。
アマでは何故だか完売しており、家電生販店では2025年2月末現在で3000円前後で販売。
家電量販店に走った方が、安く買えるかもしれません。
正面から。
おそまつくんの「シェー」をゴジラでやるという。怪獣の擬人化の極みですよね。
こんなふざけたポーズなのに、ゴジラの顔は、いつもの怒り顔なので、違和感がえげつない(笑)
横から。
岩山台座が付いて来て、ゴジラを固定することができる。
このアイデアは凄く良いです。ゴジラの大きな体で岩山の殆どが隠れてしまうので、本当に浮かんでいるように見えるんですよ。
こっちの角度だと、四肢の曲がり具合がよく分かります。
ソフビですから、当然ながらポーズの一瞬を切り取っているわけですが、確か本編では、ものすごいキレがある動きを見せるんですよね。それがね……中々笑えるんですよ。
背中。
この時期からけっこう人間体型だったのね。
顔のアップ。
顔はけっこうカッコいいんですよ。ゴジラの顔って、この後の『南海の大決闘』あたりからどんどん柔和になっていく印象があって、こいつはその寸前の、まだ眼差しが凛々しかった頃のゴジラですね。
塗は、当時の着ぐるみの感じが良く出ている。特に口元。
口中の赤がじわじわって感じで吹かれているのが、いかにも当時の着ぐるみらしい。
その中で浮かび上がる白い牙がきらっとしている。
目元もしっかりしていて良いですよね。瞳が奇麗に塗分けられている。
岩山台座から外してみた。
ゴジラ単体でも優れたソフビですが、シェーポーズが前提としてあるので、四肢の角度は歪になっています。
ゴジラはシェーを合計4回くらい、左右交互にやっていたわけで、
ソフビでも再現可能です。
岩山を増やして、劇中に近くしてみた。
ほんとに……なんで、この時にこれをやったのか分からない。
でも、忘れがたいシーンを残す作品として、やっぱり記憶には残りますよね。そういう意味では、成功だったのかなあ。
キングギドラと対戦。
何やってんの、お前……という顔のキングギドラに、ふざけたポーズのゴジラが挑む!
手を降ろせば、ちゃんと戦っている感じが出ますよ。
体高的にも、ちょうどいい塩梅です。
デザインの系譜上では根本にあるモスゴジとの比較。
モスゴジの方がしゅっとしていて、今回の1965版は横に広がっている印象です。
輪郭として、非常に均整がとれているのはモスゴジですね。
ただ、この1965年版のちょっと肉厚な造形も捨てがたい魅力があります。
これが「躍動」シリーズの一作目。
もし余裕があったら複数回して手足の角度を修正し、普通素立の「怪獣大戦争ゴジラ」ソフビを作るのも良いかもしれません。
このシリーズは面白いから、どんどん続けてほしいですね。
次にはマイナスワンゴジラの、ポスターバージョンが控えていますが、他にも、
・対ヘドラの飛翔ゴジラ(絶対出ると思う)
・対メガロの尻尾スライディングゴジラ、あるいは座頭市の真似ゴジラ
・ラドン、ガメラ、ギャオスの飛翔ポーズ
・ミレニアムなどの、海中泳ぐポーズのゴジラ
・ゴジラ2000のポスター版のゴジラ
などなど、色んな「躍動」の可能性はあると思う。特にゴジラ2000のポスターは、めちゃくちゃカッコいいから、それを再現した「躍動」アイテムが出たら、すっごく人気になりそう。今度の展開に、期待大! ですね。