特撮リボルテック メーサー殺獣光線車 | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

殺獣光線車なんて、物騒かつ馬鹿カッコいい名前を持つ、この車。
商品名では言及していませんが、『フランケンシュタインの怪物 サンダ対ガイラ』に登場するものです。後年、66式と呼ばれるようになる。

クオリティはさすが海洋堂。これがこのまま、映画のミニチュアとして使えそうなほどリアルです。

 

真横から見てみましょう。

牽引車とメーサー装置車は、二繋ぎのリボ球で繋がっている。このため、細かい角度での進路変更が可能です。

 

前から見た図。

巨大なメーサー砲がどどん!

シンプルなようでいて、非常に細かい造りです。

材質にも拘っていますよ。軟質パーツが多い怪獣たちとは違い、非常に硬質。

 

後ろから見た図。

塗り分けが見事。実は配線などが非常にカラフル。

 

 

牽引車は御覧の通り緑一色です。

キャタピラの造形や撓りなど、とにかく芸が細かい。

 

 

一方でメーサー装置はとっても色鮮やか。

 

 

特にメーサー砲の部分が細かいんだこれが。

 

 

車両部分にはしっかりと、「陸上自衛隊」。

特撮の世界でも、自衛隊は命がけで人々を守ってくれています。

 

メーサー砲の先端。パラボラ照射機。

ほっそいパーツ、パキッと逝ってしまいそうで怖い(笑)

砲身部分にリボ球が仕込んであり、上下の動きが可能です。

 

 

オプションとして、メーサー光線のエフェクトが付いてくる。

いや、ほっそ

 

もう少し長い方が遊びの幅が広がると思います。

 

 

 

死闘を続けるサンダとガイラに向けて放射!

 

 

小物類が充実しています。

一個一個がかなり小さいのに、きちんと塗り分けされていてエライ。

バンダイの今のソフビにも見習ってほしい所です(偉そう)。

 

 

良いですねえメーサー兵器。ロマンがあります。

ちなみに、このメーサー殺獣光線車。パッケージの帯に、

「男なら、黙って二個買い!!」

と書いてありました。

 

 

なるほど、二個買いね。

 

ほい。

ヨドバシで安くなっていた頃を見計らって、実は二個買いしていたのです。

 

では、この二台を使って遊んでみましょう。

 

可動自体は車両を繋ぐリボ球と回転、上下するメーサー砲身、角度が付く照射機くらいしかないんですが、とにかくその佇まいだけで100点なので、色んなものと絡ませるのが楽しいです。

森の中を行く。
 
 
内戦で崩壊した建物の近くに停車。
戦争のジオラマに置いてあっても違和感ないんじゃないかというミリタリー・テイスト
 
良いですねえ。
 
 
『ゴジラXメカゴジラ』の冒頭で戦った、いわゆる釈ゴジと。
雨夜の中での遭遇から戦いの流れにしびれました。
『ゴジラXメカゴジラ』で一番好きなシーンかも知れない。
手塚監督の昭和特撮好きが出たシーンでしたね。
先頭車両はゴジラのために半壊。
仲間を救うため、二台目が挑む!
 
あるいは、新生ストレイジ結成!!
ウルトラマンZをサポートするセブンガー、そして殺獣光線車!!
 
 
ちなみに絡ませるのに最適な大きさを考えてみると……
 
まあ、今だったらムビモンくらいの大きさかな。
体長>体高のテレストリスだと、こんな感じになる。
 
同じリボルテックのバラゴンだと、体高は良くても体長が足りない感じ。
バラゴンと同じくらいの大きさの、現行ウルトラ怪獣シリーズ(スパークドールズ以降)も、少し物足りないでしょうね。
 
モンアツの54版ゴジラは、けっこういい感じの組み合わせかも知れない。
 
夢の競演。
こういうのができるのが、怪獣玩具の良い所。
 
リボの機械繋がりで、宇宙ロボットとの対決。
侵略宇宙人が送り込んだロボット怪獣を、挟み撃ちして倒せ!
 
 
 
あるいは、
ジジジジジジジジ
ガッツ「ああ~いいわ~。いいとこにあたるわ~」
 
 
隊員「ガッツさん、だいぶこってますね」
ガッツ「いや本当にね? きついのよ、この頭。重いじゃん? だからね、やっぱり肩がこるわけ。このメーサーが、ちょうど良い感じに効くのよ~」
 
 
とかね(笑)
怪獣玩具に色を添える、人間側の必殺兵器! その中でもこのメーサー殺獣光線車は東宝怪獣映画が生み出した珠玉の大傑作です。
それを忠実にリボ化した海洋堂、本当にエライ。怪獣玩具との高低差も含めて、ちょうど良いバランス。やっぱり「男なら、黙って二個買い」で正解だった!