食玩ブーム真っ只中で、海洋堂とグリコが手を組んだ。古き懐かしき昭和のアイテムを食玩化した、タイムスリップグリコ。当然、昭和から始まって今もなお我らを魅了し続けるヒーロー、ウルトラマンも食玩化しました。ラインナップの中で、「あたり」に数えられるやつですね。
今回紹介するのは、1966年『ウルトラマン』の最終回「さらばウルトラマン」。しかし、本編の再現ではありません。あの最終回を見た全ての子供たちが夢想した、「もし、ウルトラマンが勝っていたらーー?」を表現しちゃってくれてます。
な、なんだ、このウルトラマンはーー!
最後の力を振り絞り、スペシウム光線を打つ。自分の中にある全てのパワーを注ぎ込んでいるのであろう、ウルトラマンの雄姿!
これがなんと! こんだけ小さい!
小さくても迫力満点。ウルトラマンを取り巻く、視覚化されたエネルギーの波動がとても美しい。
カラータイマーは赤。これを凌がれると、打つ手がない!
足元にも注目。
あまりにも反動がすごいのでしょう。身体が徐々に交代している様が表現されています。
このポージングが良いよね。腕はスペシウム光線お決まりの十字クラスではなく、ワイドショットやメタリウム光線などのL字寄りです。
身体を丸め気味にしていることで生じる皺なども丁寧に表現。塗装で陰影を際立たせている点も素晴らしいと思います。
スペシウム光線をぶっ放すウルトラマン。その視線の先にあるものとはーー?
手のひらサイズでこの迫力、躍動感。
子どもの頃の夢が、今こうして、ドラマチックに蘇る。