特撮リボルテック バラゴン | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

海洋堂の人気シリーズ、特撮リボルテックからバラゴンを紹介します。

特撮リボルテックーーいわゆる特リボは、海洋堂のリボルテック・シリーズの1ジャンル。リボルテックと言うのは、アクションフィギュアの関節に、ラチェット構造のあるクリック関節を仕込むことによって、往年のアクションフィギュアの問題点である「経年劣化によるヘタレ」を解消しようとしたもの。その効果に侮れないものがあって、このバラゴンは10年前にリリースされたものですが、関節の保持力はほとんど衰えていない。


特撮リボルテックというくらいなので、和洋の特撮キャラクターをフィギュア化している。このバラゴンは、1964年『フランケンシュタイン対地底怪獣』にて初登場したバラゴンを忠実に再現したもの。

その再現度は、海洋堂の本気がうかがえるレベル。
これぞ、バラゴンの決定版。

とにかく、映画に登場したバラゴンそのまんまなんです。特撮リボルテックがスタートした時期に、誰かのコメントで、「もう脳内変換は必要ない」というのがありました。ほんとに、そのレベル。どこから見ても、映画のバラゴンが目の前にいる。

印象的な背中。
この後、ウルトラシリーズで何度も流用、改造される。

アクションフィギュアなので、関節はとても優秀。
二足歩行から四足歩行へも簡単に変えられます。
首の稼働範囲も広いので、ちゃんと前を向きます。


顔の造形は惚れ惚れするほど。ムラが全然ない。
黄色い目が印象的ですね。頭の角も綺麗です。


耳は前後に角度を変えられる。これでだいぶ印象が変わります。


俯瞰図。
尻尾は付け根がクリック関節で、全体はペンタブル構造。二足→四足にする時には、付け根の関節から動かします。


付属してくる、山間のコテージ。
コテージは早くも、バラゴンに掴まれた跡が。
こういう小道具が充実しているのは嬉しい。

ここにバラゴンを組み合わせると……
映画のシーンを再現できる。


逃げる馬を追う地底怪獣。
この馬が、意外と良い働きをする。


ちなみに、バラゴンは当初のスチール写真等では、二足になるときは完全なゴジラタイプなんですよね。

でも特リボでは、そのような前傾姿勢もお手の物。
後脚の幅が広い+クリック関節の保持力が優秀なので、滅多なことがないとこけません。その辺のバランスも、非常に良い。


いやー、本当に良くできたアクションフィギュアです。これが2800円前後。凄い時代だなぁ。
山間を行くバラゴン。東宝怪獣の中では小さい背丈設定なので、こうした周りの物との相性が良い。


以上、地底怪獣バラゴンの紹介でした。
クオリティ良し、遊んで良し。怪獣フィギュアの決定版。もっと長く続いて、色んな怪獣をリボ化して欲しかったなぁ。