「育休概論~育児休業を取得した男の人のお話~」② | 海上寮ブログ「今日ものんびり」

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千葉県旭市の、海の近くの精神科病院です。海上寮のことを紹介しつつ、気持ちが沈みがちな時でも何となく読むことができる、そんなブログを目指しています。海上寮(http://rosario.jp/kaijoryo/)もよろしくね。

 みなさんこんにちは、海上寮ブログ番外編『今日もせかせか』です。

 

 前回に引き続き、海上寮男性職員の私が、

育休取得についてのお話をしたいと思います。

 

第1話『無知の知』

 

 人間は、様々な環境の中で生活している。

その環境が変化する時、しそうな時、

変化に合わせて生活を工夫していかねばならない。

重要なのは、生活者としての視点こそが…

 

(中略)

 

 ある日、妻の出産が間近だった。準備は万端だ、

なぜなら、今日、カエルさんの湯温計を買ったからだ。

 

 「これで産まれてくる子供が快適にお風呂に入れる」そう呟いた。

 

 人間は賢い、経験があることは、

次回同じような状況で即座に対応できる。

しかし、自分は出産の経験はない。

子供が産まれてからの生活は、想像しかできない。

カエルの湯温計で新たな生活に対応できるか、不安はあった。

 

 我々夫婦は、いわゆる核家族である。

互いの地元は、旭からは別々の方向で、べらぼうに遠い。

出産、育児に関して、互いの両親や親せきの協力は望めない。

育児は大変だと聞いている、我々に対応ができるだろうか。

 

 職場の人「育休ってのがあるど」(旭弁)

自分「あー、今は男性でも5日くらい取れるんでしたっけ?」(標準語)

職場の人「もっと取れるんでねーか?聞いてみせ?」(旭弁)

 

 育休について、聞いたり調べたりしたところ、

男性でも女性と同じように1年取得できることを知って驚いた。

しかし、男性で長期育休を取得している話は、あまり聞いたことがない。

男性の育休…、取れるものだろうか、取ってよいのだろうか、

カエルの湯温計は、正確に温度を測れるのだろうか…。

クマさんの湯温計にした方がよかったのではないか、

不安が募る日々が続いた。

 

 次回に続く。