できるビジネスマンとは?/踏まれた麦は強くなる | 海上寮ブログ「今日ものんびり」

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千葉県旭市の、海の近くの精神科病院です。海上寮のことを紹介しつつ、気持ちが沈みがちな時でも何となく読むことができる、そんなブログを目指しています。海上寮(http://rosario.jp/kaijoryo/)もよろしくね。

 こんばんは。海上寮ブログ「今日ものんびり」です。

 

 時々ビジネス記事で、「できるビジネスマンは

メールでお疲れ様ですと書かない」「できる

ビジネスマンは、取引先で出されたコーヒーを飲まない」

などと書かれた記事を読んだりします。

要するに、そんな時間がもったいないとのことです。

 

 何だか、そんな働き方がよいという価値観に

世の中なってきているのでしょうか。

昔はもっと、おおらかだったと思いますが。。。

みんな全速力で走っていないといけなくて、

少しコケでもしたら、もう舞台に戻れない。

経済や効率も大事だけれども、

そんな社会は幸せなのかな、と思ってしまいます。

 

 うつになった方は、その時は人生のどん底に

いると感じるでしょうが、それが治ってくると

辛かった時期に気づいたいろいろな経験を通し、

人生が豊かになっていかれるような気がします。

全速力で走っていたら見えないこと、

いっぱいあるんじゃないかな?

 

 

 先日、元大関の霧島関の書いた本を

見つけたので、読んでみました。

 

 

超遅咲きの大関でしたが、ブラウン管を通じて

気迫が伝わってくるような、素敵な力士です。

能力や体格に恵まれ、スピード出世する

力士もいいですが、妻と娘と協力して体を作り、

それでも嫌というほどの上がったり下がったりの

繰り返しで、読んでいる方が手に汗を握ります。

 

 大関から陥落しても、なかなか引退しなかったのは、

それだけ苦労してきたから、簡単にやめられなかった

のだろうというのも伝わってきます。

 

 なんでも、フランスのシラク大統領(元)が

この本を読み感銘を受け、大統領になってなければ

自分も力士になりたかったと言ったとか。

興味があったら、ぜひ読んでみて下さい。