こんばんは。海上寮ブログ「今日ものんびり」です。
時々ビジネス記事で、「できるビジネスマンは
メールでお疲れ様ですと書かない」「できる
ビジネスマンは、取引先で出されたコーヒーを飲まない」
などと書かれた記事を読んだりします。
要するに、そんな時間がもったいないとのことです。
何だか、そんな働き方がよいという価値観に
世の中なってきているのでしょうか。
昔はもっと、おおらかだったと思いますが。。。
みんな全速力で走っていないといけなくて、
少しコケでもしたら、もう舞台に戻れない。
経済や効率も大事だけれども、
そんな社会は幸せなのかな、と思ってしまいます。
うつになった方は、その時は人生のどん底に
いると感じるでしょうが、それが治ってくると
辛かった時期に気づいたいろいろな経験を通し、
人生が豊かになっていかれるような気がします。
全速力で走っていたら見えないこと、
いっぱいあるんじゃないかな?
先日、元大関の霧島関の書いた本を
見つけたので、読んでみました。
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超遅咲きの大関でしたが、ブラウン管を通じて
気迫が伝わってくるような、素敵な力士です。
能力や体格に恵まれ、スピード出世する
力士もいいですが、妻と娘と協力して体を作り、
それでも嫌というほどの上がったり下がったりの
繰り返しで、読んでいる方が手に汗を握ります。
大関から陥落しても、なかなか引退しなかったのは、
それだけ苦労してきたから、簡単にやめられなかった
のだろうというのも伝わってきます。
なんでも、フランスのシラク大統領(元)が
この本を読み感銘を受け、大統領になってなければ
自分も力士になりたかったと言ったとか。
興味があったら、ぜひ読んでみて下さい。