ARBよ永遠なれ | 海神くんの南関東鉄火場にて

ARBよ永遠なれ

海神くんの南関東鉄火場にて-20111006172242.jpg



僕がARBにハマッたきっかけは、ARBファンの友人から聴かされた魂焦がしてでした。


元々人間関係が構築出来ない孤男にとって、魂焦がしては、「別に孤独でもいいじゃないか。」と僕自身を諭してくれてるようでした。


ウイスキー&ウォッカ
ハッピネス
ダディーズシューズ
ロックオーバージャパン
アフター1945
ファクトリー



ARBが繰り出す数々の名曲は、僕自身を勇気付けてくれました。


大学生になり、ラジオ番組を聴いてると、ユニコーンが、陣内大蔵が、福山雅治が、自らがMCを務める番組でパワープレイのごとくARBの曲を流しまくっていました。


益々ARBにハマッていった中、亡き松田優作を追いかけた石橋凌は本格的に俳優へと転身、ARBは解散し、僕自身の心の中にポッカリ穴が空いた事は今でも鮮明に覚えています。僕がARBにハマるきっかけとなった魂焦がしてを最後に。


でも石橋凌は「一生歌っていきます」と宣言しました。この言葉に何か僕自身が救われた気がしました。




考えてみれば、ARBって、日本の音楽史に最も影響を与えたアウトローなバンドだったと思いますね。でもデビューはアイドル路線でピンクレディーのコンサートの前座なんかも務めたりしてたんですが、「俺たちはこんなチャラチャラした存在じゃない」というバンドメンバーの思いが、愛だの恋だのにこだわらない心に響くメッセージソングを作り上げたんでしょうね。


僕はARBの曲を聴くたびに、「人間は元々孤独なんだから誰からも理解されなくてもいいじゃないか。己を貫け」という人生の覚悟のような叫びが聴こえてきます。まあ、石橋凌がそう考えて詞を書いたかどうかは分かりませんが。


ちなみに僕がARBの曲で一番好きな曲は、復活ARBで披露した名曲スケアクロウです。殻の中に閉じこもっていた自分自身をいつか解き放ちたいとスケアクロウを聴くたびに思いますね。確かあの頃は何故かユニコーンのEBIがベース弾いてたっけ?奥田民生もEBIの事を羨ましがってたのかな?


福山雅治は今もハッピネス、陣内大蔵は先代を継いで神父になりました。関西学院は8年で卒業出来ず除籍になったみたいですね(笑)


それぞれの心の中にARBの魂は今もしっかりと刻まれてます。再結成するかは分かりませんが、ARBの魂を継承出来るならメンバーは誰でもいいのかもしれません。


石橋凌が主演したドラマ「教師夏休み物語」の主題歌は陣内大蔵の歌う「心の扉」でした。陣内大蔵にとって、この「心の扉」が一番心に残る曲かもしれませんね。