日本の大動脈、東京メトロ東西線 | 海神くんの南関東鉄火場にて

日本の大動脈、東京メトロ東西線

今日の東西線は朝から運休という事で、まさに日本経済大混乱てな感じでした。


何しろ大手町や日本橋は日本を代表する大企業の本社が集まる場所。隣りの茅場町は日本の証券取引の中枢です。更に九段下や東陽町にも大企業の本社がいくつかあり、正に日本経済の中心を駆け抜ける鉄道路線です。しかも、通勤時間それほど掛からず、ほとんどの都心の駅に乗り換え一回で行ける利便性も高い路線でもあります。そんな東西線で最も発展した駅がこの西葛西駅です。


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ところで山手線の東側と西側では持たれるイメージがだいぶ違います。

中野は吉祥寺はカッコイイから住みたいけど、亀戸や新小岩はダサくて住みたくないなんて言う人も多かったわけです。これは、マスコミが作り上げた偏向イメージの影響が大きいと思われます。


よく、日本の情報文化発信基地みたいな感じでマスコミが取り上げるのが渋谷と新宿、もしくは表参道や原宿、青山などの渋谷の近くです。確かに渋谷を基準にすれば、吉祥寺や中野や小田急沿線や田園都市線沿線は近くて便利な場所なわけで、そんなマスコミの偏向イメージに乗せられた連中が特に憧れるのが吉祥寺と下北沢だったりします。


ただ、実際に東京で働くとなると、やはり大手町や日本橋などが基準となります。そこで、マスコミが作りあげた山手線西側幻想から覚めて、現実的に物事を考えるようになった人々が気付くわけです。


「山手線の西側より東側の方がはるかに便利だぞ」

と。


だいたい吉祥寺より市川の方がはるかに都心に近くて速く着くんですが、山手線西側幻想のおかげで、吉祥寺の方がはるかに家賃相場が高かったりします。普通のワンルームで平均1万円以上違うんだから、笑っちゃいます。


ましてやこれが新小岩や亀戸辺りでも吉祥寺より安かったりするわけです。総武線ですらこんな感じなので、戦後開通し、新しい路線の東西線なら尚更です。西葛西からでも大手町なら30分掛かりません。


確かに東西線が開通する前の西葛西近辺はまさに陸の孤島だったそうで、バスで30分掛けて新小岩駅や小岩駅まで行ってたそうです。ただ、距離的に都心に近い西葛西に電車の駅が開設されたら、劇的な変化を遂げる事はおおよその方は予想してたとは思います。


そんな山手線西側西側幻想から解放された人々によって発展したのが、この東西線なわけです。ちなみに今も山手線西側幻想に取り憑かれてる連中は、東西線より地獄の田園都市線や小田急の沿線に住んでたりします。さすがの僕でも通勤時間長すぎて住めませんね、あれは。


まあ天体戦士サンレッドファンの方は溝ノ口が近い方がいいでしょうけどね(笑)


要は新宿や渋谷を基準にするか、都心を基準にするかでその街に対するイメージも大きく変わるという事でしょうね。ちなみに僕は地方競馬場が基準ですから、どの路線とかあまり関係ないですけどね。