とある怪異の回顧録 -9ページ目

とある怪異の回顧録

友人・知人から聞いた怖い話や不思議な話を紹介しています。基本実話(噂話もありますが)故にオチが無い話が多いと思いますが、ゾワッとしたり不思議だな~って思ったり、見落としがちな日常の怪異や恐怖体験をお楽しみいただければと思います

山菜を頂く時、密かに思い出しているお話です。

 

 

在住地は田舎なので、昔から山菜は豊富に採れていた地域です。

当然山菜取りの「名人」が存在します。(正確には居ました)

その名人がお師匠さんから教わった山菜採りの注意事項の一つ。

山菜は山の幸だから人だけが食べると考えず、分け合いの気持ちで全部採るな、全部採り続けると山の神からお𠮟り受ける。

これは名人得意の宴席笑話、私の祖父や父も良く聞いていたお話。

山の神については「丸太の様な胴体を持つヘビ」と言っていたらしいです。

何故ヘビなのか、丸太の様な胴体の丸太はどれ位の太さなのか、詳細は一切ありませんが「人間欲に眼が暗むと碌な事が無いという戒めみたいな話だよ…」と祖父が笑っていたのはよく覚えております。

私は子どもの頃からヘビが苦手なので「山菜採りなんて行かない!」と心に決めたのはもう何十年も前です 笑

 

ただ…最近山菜採りを趣味にしている人が言っていますが、地元の山も他地域から人が来ており、根こそぎ全部採られてしまい気軽に行って採れる場所は殆ど採れないから、ヒグマに怯えながら山奥入っているらしいです。

山の神よりヒグマの方が遭遇率高そうだから「ヒグマには注意してね」と言いました…