※ネタバレ含みます。未読の方は気をつけてください。
最新号の百合姫で掲載された1話を読んでから
気になっていた作品でした。
発売されてから結構経っていますが
やっとこさ単行本を買えたので感想です。
簡潔に感想を言うと、この話、大好きです。
奴隷や支配といった重めの単語が出てきたり、
ヒロインの立場にある女の子が
過去に暴漢に襲われた経験があり
そのことに主人公が罪の意識を感じていたりと
少し暗い内容になっていますので
かなり人を選ぶ作品かと思います。
実際、ネットでも結構いろいろな意見があるようなので。
私が印象深い場面は
茗子が礼央を犯す場面と
茗子が礼央に上書きを求める場面です。
どちらも性的な場面ではあるのですが、
2人の精神面を考えると虚しさや絡みあうものとか
語彙がないのでうまく説明できないんですけど
前者はとても虚しくて
後者はとても深い感じがしました。
特に上書きを求める場面では
過去に茗子が暴漢に襲われた場所ということもあって
2人の中でおそらく最も忌々しい場所を選んでの
茗子の言葉にはくるものがありました。
あとは、高瀬さんですね。
カバーを外すと読める4コマが彼女の話でしたが
礼央さん惚気たり、天然イケメンだったりと
高瀬さん報われません。面白かったですけど。
でも、本編での彼女の
私が欲しくてたまらないものを~の心情からの
茗子に向かってあの台詞をはく場面、
そして礼央のことを諦めるところに持っていく所では
彼女への印象がころころ変わって
なんというか素直に良い場面でした。
この作品は「好きだけど、人に奨めるのはためらう」
といった感じです。
理由としては、帯に書いてある
恋慕、戦慄、瓦解、罪悪、
支配、陵辱、剥離、抱擁。
これに対する耐性がないと
少し読むのが辛いかもしれません。
あと、人によって感想が違うというのもあるので
他人との感想の共有が難しいというのもあるかも。
私はこういうタイプの百合は大好きなのですが
ほのぼの系、日常系しか読んだことが無いという方は
一度「センチメンタルダスト」のような中間くらいの
作品を読んでからのほうがいいかも。(ダイレクトマーケット)
(こちらの単行本は6月18日発売です。)
(ちなみにセンチメンタルダストも大好きです。やばいよねアレ。)
切な系の百合は大好物ですので
この作品もとてもいいものでした。
私の読んだ中では3つの指に入るくらい好きです。
ちなみに、これと、ゆりゆり、センチメンタルダストです。
ゆるゆりは、百合作品というよりも
百合妄想を促す百合想像作品という印象なので除外しておきます。
意外とイチャラブ系よりもシリアス系の方が好きだったりします。
不自由セカイ、いい作品です。
人によって好みがわかれるかもしれませんが
私はとてもいい漫画だと思います。
是非、と簡単にオススメできるような内容ではありませんが
興味のある方は手にとってみてください。
ツボにハマれば一気に読み進めてしまえるぐらい
作品にハマり込んでしまう作品だと思います。
