ジャンパー膝 

 

ジャンパー膝とは、スポーツや運動などでジャンプや着地動作をくり返すことで起こる膝の障害です。膝のお皿(膝蓋骨)に付く腱に炎症が起こることから膝蓋腱炎とよばれることもあります。 

 

症状 

 軽度:運動中は痛みは無いが、運動後に痛みが出てくる。 

 

 中度:プレーに支障はないが、途中で痛くなる。 

 

 重症:常に痛みがあり、プレーに支障をきたす。 

 

 更に悪化してくると、膝蓋腱の断裂が起こることもあります。 

 

原因 

 オーバートレーニングなどの使い過ぎから起こり、筋肉の柔軟性低下、筋力  

 不足、筋力のアンバランスなどが考えられます。とくに成長期のアスリート  

 では、骨の成長に対し筋肉の成長が追い付かず、結果的に筋肉の柔軟性を低  

 下させてしまい腱そのものや腱の付着部に負担をかけてしまいます。 

 

予防と治療 

 軽度の場合:運動後に大腿部前面のストレッチと患部に15分程度アイシング 

       を行う。 

 

 中度の場合:ジャンプ動作などは休止して、上記の内容と下肢を中心とした  

       運動療法を行う。 

 

 重症の場合:痛みが消失するまでは月単位で運動を中止し、患部の安静を保  

       ちながらストレッチなどで筋バランスの調整を行う。 

 

痛みや違和感を感じたときは、無理をせず適切なケアと動作の見直しなどをおすすめします。