(最終更新日:2023/05/31)

回避依存症が音信不通になる原因とその心理【わかりやすい】
 

 

回避依存症の人は音信不通によく陥ることがあります。

「連絡が今までよくあったのに回避依存症の彼氏や彼女から突如連絡が途絶える」のです。
ある日、突然です。

理由は不明で多くのケースにおいて謎めいていることが少なくありません。
今回はその主な原因や当事者心理について説明します。

 

回避依存症の人の聖域を侵してしまったため:

 

回避依存症の人は非常に繊細で殆どHSP(繊細な気質を持つ人のこと)のようなものです。
 

 

回避依存症の人は要するに、極めて繊細でまるでガラス細工のような壊れやすい神経を有しています。

ですので、
他人からの聖域の侵犯を極度に嫌い、あまりにもズケズケその領域に入っていくと、たとえそれが大好きな人であっても距離を取る
ようになります。

 


したがって、
求めすぎるのもほどほどにし、適度な距離を保ち続けるように心掛けると
この種の人との恋愛や友人付き合いは上手くいく
ようになります。

 

荘子に人間関係の秘訣として
「君子の交わりは淡きこと水の如し」とありますが、
これは回避依存症の人に限らず、水のように淡々と距離を保ちながら付き合った方が人間関係は
長続きするとありますが、まさに真理です。

 

回避依存症の人が音信不通になるさらなる原因

 

 

それは、
回避依存症の人は損害回避傾向が非常に強いということが挙げられます。

損害回避傾向とは「文字通り失敗を過度に恐れ、物事にしり込みする性質を指した心理学や脳科学の専門用語」です。

 

損害回避傾向の人は、例えばですが、恋愛で好きな人から「好きだ」という暗黙のメッセージを発せられると
内心嬉しいのですが、それと同時に、途方もない恐怖を覚えます。
損害回避傾向の人は「もし、失敗したら赤っ恥をかくことになる」と常に思っています。
回避依存症の人のケースでは「あの人が自分を好きそうなのは、ただの自分の勘違いなのではないか?」と考えがちなわけです。要するに、猜疑心、警戒心が異常なほどに高いわけです。



回避依存症の人はこの特性を持っているので、好きな異性からアプローチがあっても、
既報のように、


〇「ただ、からかわれているだけなのではないか?」
〇「本当に彼女は自分のことが好きなのだろうか?」

 

 

という疑念を抱いてしまうのです。

 

 

そして、
そういった考えが頭の中を駆け巡り、結果的に音信不通になるという不幸な結末を迎えます。

 

 

音信不通を避けるためには?

 

 

このタイプの人は極めて繊細だということを念頭に置き、
淡く長く付き合うスタンスを取り続けること
です。

 


安易にズケズケ彼の心の聖域に踏み込むようなことは避けた方が良く、
同時に性的関係もこのタイプの人は自分の肉体に根拠のない強いコンプレックスを抱いていることが多くありますので、易々と取らないようにした方が良いです。

性的関係で恥をかくことへの強い恐怖、不安を回避依存症の人は抱いていることが少なくありません。
ですので、安易な接近は禁物です。




私の昔のアルバイト先に回避依存症の傾向が強い人がいました。
一見するとかなり繊細な顔立ちのイケメンで、清潔感もありモテそうでしたが、
異性からそれとなくアプローチされるたびに尋常ではないほど怯え、距離を取るようになるので、
関係は上手くいかず、男友達からも変奇人視され避けられていました。
あの人ちょっと変わっているよね、と。(最終的には女性からも、です)




思想家的、哲学者タイプがこの種の人には多いので、
哲学的な付き合い(例えば先に挙げた荘子の例)をすると関係は長続きし、音信不通になるというようなこともまずないです。

 

 

さらなる原因について:

 

昔の私は回避依存傾向が強く対人恐怖や他の心の深い問題を多数抱えていました。
その時の心理からこの種のタイプの人の気持ちがよくわかるのですが、

「誰か(異性または友人)から好かれるとその相手を嫌いになる」
というものです。


嫌いと言うほどではないのですが、好かれているということが胸を抉られるほど辛く、
正直無関心か嫌われている方がまだマシ
だと思えたほど
です。

 

理由はわかりませんが、
恋愛に限らず、
教師や司令官(自衛隊に在籍経験あります)からべた褒めされると、
背筋がゾッとし、
そのような上司、教育者からの提言にいちいち反発するようになりました。



例えば、成績が良ければ一切勉強しなくなりわざと成績を落とすようにするなどです。

 

 

 

回避依存症の人は逆張り的な性格で、
強制を嫌います。
振り返れば好きだとかお前はいい奴だとかそういう発言は、
若干強制的意味を持ちますので聖域侵犯行為に当時の私には
当たったのだと思われます。


だからこそ、回避依存症の人は「追われると逃げていく」傾向が一般人よりも強いわけです。

このことは後に記事にしようと思います。

「好き避け」「ツンデレ」のような特性が強いですね。

 

 

 

このような傾向、心理を回避依存症の人は持っている場合が少なくないと体験者の立場から
言えると考えます。

回避依存症の人の心理は非常に複雑ですので、やはり淡々と長く一定の距離を保ちながら
付き合うという方法が得策です。


回避依存症の治し方についてはこちらの記事をご照覧ください。↓
 

回避依存症に効くサプリメント(まとめ)

 

 


回避依存症の克服に効果的な運動について【最新版】

 

 


回避依存症の克服に有効な瞑想について

 

 

回避依存症の治し方

 

 
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