『きのう何食べた?』
テレビ東京系 毎週金曜 24:12~24:52
西島秀俊と内野聖陽がW主演。男性カップルの食卓を通して、柔らかな日常を描く。
見逃した方は、TVer、GYAO!、Paravi(パラビ)にて。
イントロダクション(ドラマ公式サイトより引用)
2LDK男2人暮らし 食費、月2万5千円也。
筧史朗(西島秀俊)は街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士。 史朗の日課は、定時に事務所を出た後に近所の安売りスーパーへ向かうこと。お買い得な食材をすばやく吟味しながら、頭の中で瞬時に夕食の献立を組み立てていく。月の食費を2万5千円以内に抑えるのが史朗にとっての重要課題なのだ。
帰宅した史朗は早速夕食づくりに取りかかり、三品のおかずと炊き込みご飯、味噌汁を手早く仕上げる。そしてちょうど夕食の支度が調った頃、帰宅してくるのが同居する美容師の矢吹賢二(内野聖陽)だ。二人は”シロさん“”ケンジ“と呼び合う恋人同士。二人で食卓を挟みながら取る夕食の時間は、日々の出来事や想いを語り合う大切なひととき。
キャスト
主演
西島秀俊(『メゾポリ』他、多数。パナソニック・マンw)
内野聖陽(『スローな武士にしてくれ』良かった(【ドラマ感想】『スローな武士にしてくれ~京都 撮影所ラプソディー』3/23(NHKBS))。個人事務所、スターダストと業務提携)
出演
マキタスポーツ(多才。オフィス北野⇒ナベプロw)
磯村勇斗(『今日から俺は!!』の相良役!他)
チャンカワイ(惚れてまうやろw)
※法律事務所の職員
真凛(『はじこい』の安達祐実サマのお店のNO.1,歴女、もんちゃん)
※田中美佐子サマの娘
中村ゆりか(スターダスト所属、内野聖陽サマのバーター?)
※法律事務所の職員
田中美佐子(えっ、今年で還暦!?)、
※西島秀俊サマと仲の良い近所の主婦
矢柴俊博(『グッドワイフ』検察官役、常盤貴子サマにコテンパンにやられたヒトw)
※田中美佐子サマの旦那役
高泉淳子(「山田のぼる」w、「遊◎機械/全自動シアター」の天才)
※法律事務所の所長
志賀廣太郎(説明不要の大ベテラン。)⇒体調不良につき、降板⇒代役は、田山涼成
※西島秀俊サマの父親役
山本耕史(堀北真希のダンナw)
梶芽衣子(大女優サマ。70過ぎてるんだ。。。)
※西島秀俊サマの母親役
原 作
よしながふみ『きのう何食べた?』
(講談社「モーニング」連載中)
(『大奥』←男女逆転の方。BLの名手)
脚 本
『大切なことはすべて君が教えてくれた』、『リッチマン、プアウーマン』など。
第3話「チキントマト煮込み」のあらすじ(公式サイトより引用)
秋の午後。筧史朗(西島秀俊)は久々に実家へ帰る。矢吹賢二(内野聖陽)との関係を知る両親(梶芽衣子・志賀廣太郎)は、受け入れてはくれているものの、どこか不自然だ。
だがそのなんとも言えない気持ちを賢二には打ち明けられず…。
そんな折、富永佳代子(田中美佐子)の家でコールスロー作りを手伝っていた史朗は、富永さん(矢柴俊博)が連れてきたテニス仲間の小日向大策(山本耕史)を紹介される。実は彼も同性愛者だった。
ネタバレ
リアルタイムで見なくても、TVer、GYAO!、Paravi(パラビ)で追っかけて楽しめます。
連ドラを通して展開する伏線は、今のところ特にないので(西島秀俊サマのカミングアウト問題、親との微妙な感じ?くらいなので)、途中からでも楽しめますね。
それはさておき
今回は、西島秀俊サマが実家に帰るシーンから。
西島秀俊サマ 「ただいま」 に対して、
両親が、「いらっしゃい」 って。
実家に帰って、親から「いらっしゃい」なんて、言うものでしょうか。。。
なんか、不自然に感じたのですが、この不自然な感じは、次の繋がるシーンを予感させる、意図的なものでしょうか?
母親の不自然な、肩に力が入った覚悟表明
「ゲイでも犯罪者でも受け入れる覚悟」
父親の無神経な質問
「で、どんなオンナだったら、大丈夫なんだ?おまえは?」
「同性愛の実家あるある」なのでしょうか。。。
いっぽうで、てんぷらを大量に揚げていたのは、きっと、子供の頃から西島秀俊サマが好きなものだったのでしょうね。
子供が好きだった料理を、大量に用意するのは、「実家あるある」ですもんねww
そして、田中美佐子サマ(近所の主婦)と、コールスローサラダ作り。
田中美佐子サマの無神経なようで、自然で適当な距離感。。。
でもそれは、「他人だから」という現実。
他人の同性愛に対するリアルを描くことで、前のシーンの家族の深い葛藤(本人と家族の長年にわたり、心の底の方に、沈殿して凝り固まった家族の複雑な感情)が、より苦い感じになりますね。。。
山本耕史サマ(同性愛者)、登場!
って、ガン見しすぎだろww
まあ、「こういう同性愛者いるよね?」という、ステレオタイプな描写ですけどね。。。
って、思ったら、その後の西島秀俊サマいわくの、「ノロケ」シーン(遅く帰って、マンション締め出されてハーゲンダッツを買いに行くシーンw)の、フニャフニャしたシーンとのギャップww
田中美佐子サマの旦那
「ゲイ同士、仲良く友達になれるかな、と思って」
この押し付け感も、「同性愛者あるある」なのでしょうww
そして、家に帰って「チキントマト煮込み」
旨そう。。。
簡単に作れそうで、いいですねぇ。。。
第1話で子供に会えなくなった佐藤仁美サマの付き添いで、遊園地へ。
佐藤仁美サマは、さすが、うまいなぁ。。。
コメディー要素の大げさな演技から、西島秀俊サマのお手製弁当を食べるときの、風で箸袋が飛んでも動じない自然さ、締めの大事なセリフでの印象の残し方。。。
それはさておき
実家から帰ってきた時も、父親にガン発覚した時も、話をしてくれない、そっけない西島秀俊サマに対して、距離感とさみしさを感じていた、内野聖陽サマ。
内野聖陽サマ(マキタスポーツさまとの会話)
「普段、そっけなくてもさ、大事な話はしてくれるんでしょ?そっちのほうがいいじゃない。」
佐藤仁美サマ(遊園地でのシーン)
「親身になって、話を聞いてくれる人がいると、安心するんですね」
そして、西島秀俊サマ
「親父のことでこの先、もしなんかあったときさ。話 聞いてもらってもいいかな。話 聞いてくれるだけでいいんだ。」
内野聖陽サマ
「うん!」
泣き出しそうなくらい、嬉しかったのでしょう。
佐藤仁美サマのシーンを入れることで、「抱えていることを話す側にとって、聞いてくれる人がいる安心感」を伝えるとともに、「悩みを聞く側が感じる、大事なことを話してくれた、信用されている、必要とされている、と感じる自己効用感」も、見事に描いています。
次の西島秀俊サマと、内野聖陽サマの隙間が埋められるシーンに繋がり、お見事!
今回も、ラストまでの構成が良くできております。
そりゃ、原作漫画があるからねww読んでないからわかりませんけど。
基本的には、西島秀俊サマがストーリーを転がす役なのでしょうね。料理も作るから。。。
いっぽうで、内野聖陽サマは、出番が少ない分、とても難しい役どころを、見事に、とても繊細で、印象的な演技で見せすね。。。
さすがです。
そのうち、西島秀俊サマが風邪で寝込んで、内野聖陽サマが料理作るとか、内野聖陽サマがメインの回も来るのでしょうか?
次回の料理も、美味しそうです!