昔、食肉会社で務めていた時の話。
手作りハンバーグは人気と聞いて、機械で打ち抜いていたハンバーグを凍らす前に指2本で押していかにも手で作ったかのように偽装しようという話があった。
- この指押しで値段がぐっと上がるならと言うことでしたがどうなったのか、その後はわからない。
漬物会社の話
ぬか漬けの人気に押され、ニセモノぬか漬けを作った話ですが、糠ってぬか漬けやっている方ならご存じかと思いますが、ぬかの管理が難しい。
こねるのを怠ったら、酸っぱくなってしまったり、水分がふえたり、カビが発生したりで・・・ましてや工場生産だとさらに難しくなる。
そこでその漬物会社が考えたのが、調味料に漬けた野菜をパック詰め直前に糠を塗りたくること。嘘みたいですが時々スーパーで見かけます。
時々、ホテルなどのバイキングで遭遇するビーフステーキですが、口に含んだ時に病的な柔らかさのステーキが存在します。
子供からお年寄りまで食べられるようなもの・・・
これはニセモノと言っていいのかはわからないのですが、昔 食肉会社で結着ステーキを作っていたことがあります。
肉の端材を卵白成分の結着材でくっつけて、圧縮をかけて凍らせていました。そしてそれをスライス。
くっつきが弱いと肉が焼いているうちに離れてきてしまう。
また、酵素で繊維を柔らかくしたり、キュービングといって硬い肉を剣山で何回も刺すような機械に通すことによって、硬い筋もボロボロになって柔らかくなるんです。
廃棄されるよりマシですよね。それにそれを食べている人が幸せならそれはそれでもいいんじゃないかなと考えてしまうのはおかしいでしょうか