「介護拒否」
字の通り、介護を拒否すること。
私の肌感では、担当するフロアもしくはユニットに、だいたい一割くらいはいる。
なぜ拒否するのか?
理由は人それぞれ。
・介助者が男だから。女だから。
・その介助者が嫌いだから。
・今はその気になってないから。
・体調が悪いから。
・何をされるのかわからなくて怖いから。
――そして大体の場合、その根底には認知症という揺るがない理由がある。
他にも職員がいれば、まだやりようはある。
違う人が行けば、案外スッと受け入れてくれることもある。
逆に、誰が行ってもダメな時もあるけど。
・・・一番きついのは、夜勤。
自分ひとりしかいない時。
拒否があって、どうしてもダメなら諦める。
それが原則。
だけど、その“諦め”に至るまでがストレスだ。
わかってて挑む。
わかってて折れる。
まるで負け戦。
奇跡はほぼ起こらない。
