今、私が働いているのはユニット型の特養。

上司いわく「うちは施設じゃなくて、いわば“シェアハウス”って感じ?」とのこと。利用者ファーストが徹底している。


利用者が「これがいい」と言えばそうするし、逆に「これはイヤ」と言えば即中止。

そのシンプルさが従来型の特養とはまるで別物だった。


以前の職場では、とにかく既往歴に沿ったケアプランが絶対正義。

「病気に悪いから禁止」「医師の指示だからダメ」――すべては“お上”の方針ありき。


例えば、既往歴で減塩食の利用者が「梅干しを食べたい」とリクエストしても、答えは決まっていた。

「病気に悪いからダメです」。


ところが今は真逆だ。

梅干し? どうぞ、食べ放題。

それが糖尿病だろうと心疾患だろうと、本人と家族が納得していればOK。

「最期まで好きなものを食べ(てもらい)たい」という考え方が前提にあるからだ。


もちろん、「少しだけOK」「できれば制限して」という細かい要望にも柔軟に対応できる。

これこそが“個別ケア”の本質。


最初は戸惑ったけど、今はこの方がずっと楽だ。

迷ったら本人に聞けばいい。無理なら家族に聞けばいい。それだけ。

現場も利用者もストレスが減り、まさにWIN-WIN。


いいね、個別ケア。

好きだよ、個別ケア。

・・・でも前の同僚にこのこと話したら「野放しかよ」って絶対言われそうやな。