高齢者施設で起きる事故は、メディアでも大きく取り上げられることが多いような気がします。埼玉県春日部市の介護施設「フラワーヒル」で起きた悲しい出来事について次のような記事が出ていました。以下産経新聞より引用


入所者への傷害容疑で元職員の介護福祉士、大吉崇紘容疑者(29)が逮捕された高齢者介護施設「フラワーヒル」(埼玉県春日部市)。ここで同時期に別の入所者3人が相次いで死亡した問題は、埼玉県警が本格捜査に乗り出す前に「病死」と判断され、遺体は火葬された。犯罪死の見逃しを防ぐ制度の検討は国レベルで進むが、今回のようなケースはどうすれば防げたのか、検証が求められそうだ。

フラワーヒルで亡くなった3人をめぐって、施設側は当初から、病気が原因の可能性が高いと判断。遺体を検案した系列病院の嘱託医も「急性心筋梗塞」「脳梗塞」「胸部大動脈瘤(りゅう)破裂」などと診断していた。


一般的に、病院や施設などで人が亡くなった場合、治療中の病気があるなど死因が明らかであれば、医師が死亡診断書を作成する。一方、外傷があったり、死亡の経緯に不審な点があったりすれば、医師は警察に届けることが求められる。


警察は、事件として認知した遺体については検視し、また、事件性のある遺体について医師の届けを受けた場合は、検視のほか、犯罪の疑いが強まれば必要に応じて司法解剖を行う。

フラワーヒルのケースで、医師は事件性のない病死と判断。県警は春日部市を通して虐待の疑いを把握し捜査に乗り出したが、遺体はすでに火葬され、死亡の経緯を検証することは難しい状況となっていた。


入居者の死亡や負傷が相次ぎながら、春日部市に虐待の疑いを通報したのが火葬後だった理由について、施設は「疑わしいだけで警察に届けるべきではないと思った」と説明した。


また、捜査関係者は「仮に、事態を早期に把握していたとしても、病死という結果が違ったとはいえない。経緯をさらに精査する必要がある」と話している。


「大吉さんはまじめに勤務していた。逮捕されたのと同じ人物とは思えない」。大吉容疑者が最後に勤務した越谷市内の介護施設の女性経営者(56)が28日、記者会見し「施設内で虐待の事実は一切なかった」と話した。


大吉容疑者がこの施設に勤務したのは、平成23年11月7日から逮捕されるまでの約1年半。ヘルパー2級を取得していた大吉容疑者は、高齢者介護の分野で著名な女性経営者とともに働きたいと志望動機を話したという。また、「大きな施設では個別のケアができない」とも語り、介護職に熱意を示していた。今年4月には介護福祉士の資格も取得。無断欠勤もなく、周囲の評価も高かった。


逮捕を受け、この施設では大吉容疑者の人となりなどについて全職員にアンケート。早めに出勤して他のスタッフを手伝ったり、きめ細かいケアで信頼を得たりと、大吉容疑者を評価するものばかりだったという。一方、大吉容疑者の履歴書にはフラワーヒルでの勤務歴はなかった。


女性経営者は28日、大吉容疑者と接見。大吉容疑者は職歴を偽ったことを謝罪し、涙ながらに「施設に迷惑をかけて申し訳ない」などと話したという。


今回のケースでは医師の判断も重要なポイントであったような気がします。但し大きな病院の場合は、勤務医であっても常に常駐しているとは限らないので患者一人ひとりの状態まで把握するのは難しいのが現状でしょう。


容疑者が今後どのような発言をするのかが。事件が解決するまで注目を集めそうですね。


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