40代後半からの女性がメインターゲットの女性誌『婦人公論』。1916年の創刊以来、女性が読みたくなるような記事内容は時代が変わっても指示されています。

そんな婦人公論に刑務所で起こっている介護についての話題が載っていました。以下婦人公論6月22日号より



■知られざる、刑務所の福祉施設化問題


外山ひとみ氏の連載ルポ「女子刑務所 知られざる世界」。毎回衝撃的なのですが、今回もあまりにつらい内容でした。今回は刑務所の高齢化問題と、摂食障害を持つ受刑者の問題のふたつをレポートしています。

社会的に孤立した高齢者が貧困から万引きを繰り返し、刑務所に入るケースが増大しているそう。高齢受刑者の世話をするのは誰だと思いますか。それは受刑者なのだそうです。受刑者が受刑者のオムツを交換し、着替えや歯磨きなど身の回りの世話をするんです。

しかも、それが嫌々ではなくやさしさがあったりする。孤独な生活から孤独ではない場所へ。そこが塀の中とは、なんともやりきれない話です。


摂食障害を持つ受刑者の存在も、どの刑務所でも大きな問題となっているとのこと。症状が重い患者は、自分で戻した食べ物を取っておいてあとで食べようとしたり、刑務作業の工場の机に戻したものをなすりつけ、乾いてからはがして食べたりするといいます。

汚いし臭いもひどくほかの受刑者の迷惑になっているけれども、現状はいかんともしがたい。刑務所の福祉施設化。彼女たちのケアやほかの受刑者への配慮という、本来の職務を超えた仕事を課せられた刑務官の叫び。ルポを読むと、叫んでる気がするんですよ、ほんとに。悲痛な叫びが聞こえる。でもこれを読むまでそんな叫びは聞こえなかったし、そもそも聞こうともしなかった自分に気づきました。



受刑者が受刑者の介護をするとは、個人的にかなり驚きでした。高齢者の万引き問題は度々メディアでも伝えられているので認識はしていたのですが、万引きを繰り返し刑務所に入ってしまう高齢者が増えているというのも驚きです!

介護をすることで孤独から開放されるだけでなく、自分が犯した罪に対する償いの気持ちがあるのかもしれません。堀の中の高齢者問題も具体的な解決策を考える時期が早急にやってくるかもしれませんね!


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