人はいくつになっても若く見られたいもの。特に年齢を重ねるごとにその気持ちは強くなると思います。

年齢を重ねると特に敏感になってしまうのが自分に対する呼ばれ方。自分ではまだまだ若いと思っていたとしても、まわりから見て高齢と判断されれば呼ばれ方が決まってしまいます。


これまでも高齢者の呼び方については、色々な言葉が生まれましたが残っている言葉もあれば、すでに使われなくなった言葉もあります。


高齢者を表す言葉について、日経ビジネスオンラインに興味深い記事が出ていました。


まずはおさらいの意味をこめて、高齢化率の定義。高齢化率とは「65歳の人が総人口に占める割合」を指し、7%以上で「高齢化社会」、14%以上で「高齢社会」、21%以上で「超高齢化社会」と呼ぶこととなっています。


高齢化率の推移をグラフで表すと次のようになります。


介護家族の悩みが解決!?遠距離介護の進め方-高齢率

グラフをみて分かるように、日本の高齢化率が7%を超えたのは1970年のことで7.1%。アメリカやイギリスでは10%を超える高齢化社会に突入しており、日本も欧米諸国と同様に高齢化社会への道を歩んでいるという認識が広まったようです。

そして高齢者をあらわす言葉として最もメジャーなシルバーという言葉ですが、1973年にできた言葉で、当時国鉄(現在のJRグループ)は国鉄中央線の車両に、高齢者や障害者のための優先席をはじめて設置。この優先席の愛称を「シルバーシート」と言い、高齢者=シルバー(銀色)というイメージはこの座席名から誕生したそうです。


また、シルバーシートの語源が非常に面白く、まずシルバーシートを設置するにあたり、該当座席と一般座席を色で区別することになり、新幹線「こだま」の座席に使っていたシルバーグレーの布地がたまたま余っていたので、それを使用して優先席の目印としたそうです。つまり「たまたま銀色の布地を使ったので、シルバーシートという名前が誕生した」というわけです。


万が一、別の色が採用されていたら違う呼び名になってでしょうね。その後高齢者をあらわす言葉としてシルバーは馴染みのある言葉として浸透し、高齢者世代を意味するシルバー世代や高齢者が運転する車に貼る高齢運転者標識であるシルバーマーク、高齢者向け電話相談窓口であるシルバー110番、高齢のゲーム愛好家を指すシルバーゲーマーといった言葉も登場してきたのです。


そして 今年3月に流通大手のイオンが高齢世代をグランドジェネレーションと位置付けて、同世代をターゲットとした商品展開を行うことを発表。ちなみに名付け親はおくりびと」の脚本でも知られる放送作家・脚本家の小山薫堂氏。ひびきはいいですが、覚えづらいですよね。


ほかにも、大手広告代理店博報堂が2001年に提唱した「ニューエルダー」(元気で意欲的な高齢世代)や、日本百貨店協会が2002年に提唱した「緑寿(ろくじゅ)」(数え年の66歳のこと。米寿や喜寿などを参考にして作った新しい長寿のお祝い)など、様々な言葉が生まれました。


では、実際に高齢者の方は、何と呼ばれたいと思っているのでしょうか。2004年に慶応義塾大学の研究グループが行った意識調査によると、男子学生が呼びたい高齢者呼称の上位は、高齢者(36%)、お年寄り(23%)、おじいさん・おばあさん(17%)でした。


その一方、高齢の方(男女)が呼ばれたい呼称は1位から順に熟年(23%)、高齢者(22%)、お年寄り(17%)だったそうです。


呼ばれたい言葉の1位が熟年だったとは思いませんでした。2位の高齢者とは1%の差なので大差はないと思いますがあせる


今後は、高度経済成長を支えたバイタリティある団塊世代が高齢者になってくるので、高齢者の新しいスタイルが確立されることも予想できます。一時代を築いた団塊世代ですから、全く新しい言葉が出来てくるかも知れませんね(^_^;)


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