高齢者の増加に伴い要介護者が増える一方、まだまだ働く意欲のある元気な高齢者がたくさんいます。そんな中、元気な高齢者の人材派遣を行う会社が4月より本格稼動した。以下キャリアブレインより引用


介護施設などに「元気高齢者」の人材派遣を行う「かい援隊本部」(東京都品川区)は4月、本格的に営業を開始した。介護の”助っ人“として元気高齢者を活用し、「これ以上、若者に迷惑を掛けてはならない」と語る新川政信会長に、事業化の狙いと経緯、今後の計画について聞いた。(島田昇)


■今の社会のままでは「世代間抗争」が勃発する


―なぜ、元気高齢者を活用したビジネスモデルを考案したのですか。


 社会変革をしたいと思ったからです。昨年、現役を引退したので、悠々自適の生活を楽しむという選択肢もありました。しかし、そんなふうにしてこれから年を重ねていっても、心から楽しむことはできないし、自分の中で「正しくない」と感じたのです。


 今の社会は、孫や子どもの若い世代に次々と重い負担を押し付けています。国が抱える1000兆円の将来負債、今後の社会保障を成立させるための大増税、原発推進の結果、行き着いた放射能汚染の不安。そして、超高齢社会における重苦しい介護の負担―。これ以上、これからの社会を担う若者たちに負担を掛け続ける社会であっていいはずがない。


 この限界を迎えつつある今の社会の仕組みを放置せず、変革を試みなければ、「世代間抗争」が勃発しかねないと考えています。


■せめて介護の重苦しさを変えよう


 わたしのような高齢世代が真剣に考えなければならないことは、「自分たちだけがよければよいという考え方はNO」という世代間における倫理観をしっかりと持つことです。これからの社会の主役であるはずの若者たちに、これ以上、迷惑を掛けてはならないのです。せめて、重苦しい介護の負担だけでも取り除きたい―。その一心で、起業しました。


 介護に重苦しいイメージを感じてしまいがちなのは、介護を理由に失業してしまったり、人材不足と忙しさで有資格者が本当に提供したい介護サービスを実現できなかったりするためです。この介護を重苦しいイメージにしてしまう原因を少しでも取り除くことができれば、もっと若い可能性を生かせる社会になれるのではないかと考えました。そこで着目したのが、われわれが「パワーシニア」と呼んでいる元気な高齢者です。


■無理せず有資格者に誘導


―具体的にはどのようなサービスを提供するのですか。


 当社は社会貢献事業として人材派遣業を提供します。当社と契約したパワーシニアは、ボランティアではなく、有償で介護施設や介護事業所を支援します。2人一組を原則とし、1日8時間を週3日のシフトで、地域の最低賃金レベルの時給でサービスを提供します。これであれば、年金が減額されない範囲で無理なく働くことが可能です。


 登録するパワーシニアには、当社の特徴として毎月フォローアップ研修をするので、サービスの品質向上が期待できます。また、研修は資格取得を目指すメニューにもなっているので、無理なく資格を取得して、時給を上げることも可能です。毎月行う研修により、結果誘導として7割の人は資格を取得できるだろうと考えています。


 登録者が受け取れる給料は現役世代の約半分程度ですが、満額受給できる年金と合わせればそれなりの額になりますし、感謝される仕事をすることで、生きがいを得ることができます。無理のない適度な労働は、自身の健康を維持することにもつながります。そして何より、高齢者が頑張る姿は、若者に対するよい刺激になり、世代を超えた共感や尊敬につながると考えています。さらに、刺激を受けた若者の頑張る姿が見えれば、高齢者が若者を応援するという非常によいスパイラルになっていくでしょう。


 名前は、介護を援助する部隊ということで、「海援隊」にちなんだ「かい援隊」としましたが、機能としては同じ幕末に正規軍のサポート役を担った「奇兵隊」をイメージしてください。パワーシニアが、現役世代を支援する“助っ人”として活躍できるようになれればと考えています。


■2025年にパワーシニア100万人


―中長期の目標を教えてください。


 2025年にパワーシニア100万人の登録を目指し、有楽町ホールで「100万人達成」の大イベントを開催する計画です。短期的には、初年度200人、次年度に1000人、3年後に3000人の登録者数を目指しています。


 まずは1都3県で展開しますが、今年の介護の日(11月11日)に名古屋本社をつくり、震災2年目の来年3月11日には、郡山本社(福島県)をつくります


リタイアした高齢者をボランティとして受け入れる介護事業所は、あると思いますが、元気な高齢者で介護事業に特化した人材派遣は、私の知る限りないと思います。


とっても良いビジネスモデルだと思うので、ぜひ発展してもらいたいですね。


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