父が認知症になってから、よく嘘をつくようになったと思います。基本的に嘘は人をあまり幸せにはしないと思いますが、時と場合により嘘により相手が幸せになる可能性もあります。
私の父は寿司屋の板前だったので人と話すのが大好き。さらに商売人の話術が身についているため、自分が知らない話題でも割り込み、話しをあわせてしまいます。
そして気がついたら自分の得意な話題に切り替えてしまう話術を持っています。認知症になってからでも、どんな話題でも調子よく話をあわせてしまうので見極めるのに苦労しました。
今も会話のほとんどがデタラメでほとんど辻褄があっていません。会話をしていて思うのは、認知症になると自分が影響を受けた人や大事にしてた人、深く関わりを持った人があらゆる場面に登場してきます。
ほとんどがデタラメなので、会話を否定し途中で話しを中断させてしまうことも可能ですが、あえて私も自分にウソをつき話しに付き合うようにしています。
今日も夕方に電話を掛け、会話に付き合うこと30分。自分の話しを聞いてもらいうれしかったのか最後は上機嫌で電話を切りました。
嘘も方便 という言葉があるように嘘は時として人を幸せにするチカラがあるんだな~と認知症の父と接していて気づかされました。嘘も使い方ということでしょうね。