こうありたい!福祉用具事業所の本音は…

【福祉用具事業所の選び方③】


 

こんにちは!

介護用品スタッフ1号です

 

ゴールデンウィーク中ということで

いつものブログの福祉用具の情報ではなく

少し目線を変えて

「福祉用具事業所の選び方」

について

お話ししております

 


今回は第3回

「こうありたい!福祉用具事業所の本音は…」

についてお話しします


 

【こうありたい!「福祉」「ビジネス」のバランスのとれた仕事】


私が福祉用具事業所の仕事について

「こうありたい!」

と思っているのは

「福祉」「ビジネス」の

バランスのとれた状態で仕事をしたい

ということです

 

さらに

どちらに比重があるかといえば

ビジネス寄りであるべきと思っています

 

この仕事は福祉の要素も大きい為

ボランティア感覚の部分が

時折顔を出すこともありますが

そこのバランスは崩れないようにしなければ

と常に思っています


なぜなら採算の度返しは

会社の存続に大きな影をもたらすからです


ケアマネさんとも

利用者さんに貢献する為のチームとして

対等な関係でありたい

と思っています

 


【理想は「三方良し」】

ちなみに

福祉用具事業所の仕事で私が思う理想は…

近江商人の「三方良し」の精神です

 

三方良しとは

「自分良し」「相手良し」「世間良し」

の事で

自分自身もかかわる相手もそして社会も全てが

Win-Winの関係でいられる事かなと思っています

(これは福祉用具事業所に限った話ではなく

 商売全てに言えることかなとも思っています)


自分のところだけが儲かって

相手は損しちゃったりするのは

本当の意味での仕事の成果には

繋がっていないのではないか

しかしながら

実際は相手が損して自分だけ得するという状況も

いたるところで起こっているように思います

 

例えば

「家のベッドを解体して無償で回収して!

 それくらい他の事業所はやってくれてるよ」

とか

「自費ベッドはこの額でやってくれているよ

 介護度が上がっても

 自費ベッドのままでやってくれているよ」

とか

採算度返しで当たり前のように

要望されるケアマネさんも…

(そんなことがスタンダードになっては

 つぶれちゃいますよ!)

 

当然利用者への貢献は追求すべきなのですが

ほとんどが民間企業の福祉用具事業所としては

不採算に陥るレベルまでやるのは

ちょっと違うと思っています

 

 

【福祉用具事業所の悲しい実状…】


とはいいながら実状は理想とは違って…


・ケアマネさんには頭があがらない

・担当者会議では意見を求められない

(福祉用具専門相談員が

 そもそも意見を言わないのもまずいのですが💦

・住宅改修の理由書など

 ケアマネさんから代行を頼まれる

(理由書を代行で書いてくれる事業所しか

 依頼しないというケアマネさんも…)

などなど

 

ケアマネとの力関係が無意識に出来上がっていて

なかなか対等な立場で

やり取りできないことも多いのが現状です

 

大部分のケアマネさんはそんな力関係ではなく

お互いを尊重したチームとしての接し方を

してくれますが

なかには横柄な態度の

ケアマネさんもいたりします😭

 



【「安さ」を売りにしない】


金額面について

安さを売りにすることは

したくないと思っています


なにより安さの追求は際限がなく

さらに

安いんだからこれくらいの仕事でいいだろう

という甘えにつながり

サービスの品質が良くなりません

 

また

安さの追求は当然薄利となり

利益がでない状況になります


制度ビジネスである福祉用具貸与事業は

制度に左右される為

薄利でやっているところは基本的に体力が弱く

特に制度の改正で

途端に窮地に追い込まれたりします

 

今回のコロナもそうですが

何か緊急事態が起きたときに

それに耐えうる体力を持っておくべきです

 



 

以上

私の理想とする福祉用具事業所について

あーだこーだ書かせて頂きました


なんか愚痴みたいなことも書いてしまいましたが

まずは自分自身が襟を正して理想に向けて

切磋琢磨していくことが重要と考えて

今後も業務に携わっていこうと思っています!

 

 





ということで

最後まで見て頂きありがとうございました!

 

ちなみに

最適な福祉用具選定のお手伝いをするのは

私たち福祉用具専門相談員の仕事です

地域の福祉用具専門相談員に

遠慮なく相談していただければ

きっとより適合した機種選定を

行ってくれると思います!

ではでは。