↓徘徊感知器で認知症利用者のケアを万全に! 

こんにちは!

介護用品スタッフ1号です

 

 

今回からは「徘徊感知器」編

第一回目は

「徘徊感知器の種類」

についてお話しします

 

 

【徘徊感知器について】

徘徊感知器は介護保険のレンタル対象種目です


ちなみに介護保険での定義では


 認知症である老人が屋外へ出ようとした時等、

 センサーにより感知し、

 家族、隣人等へ通報するもの


とあります


徘徊で困られているケースでは

大きな味方になる福祉用具です!

 


【徘徊感知器の種類】

徘徊感知器の実際の種類としては


・利用者がドアや通路を通過した際に

 知らせるタイプ




・利用者がベッドから離れたタイミングで

 知らせるタイプ





・利用者が機器を持ち歩いて知らせるタイプ





のおおむね3つのタイプに分かれます



実際の使用にあたっては

使う用途に合わせて

適したタイプを選んでいく事が重要です


どのタイミングで知らせるのかを

あらかじめ決めておかないと

不要なタイミングで

何度もお知らせのチャイムが鳴ったり

肝心なタイミングでお知らせがなかったり…

などなど


安心して使う為の福祉用具が

返ってストレスを産み出す事も😭


福祉用具専門相談員の方と

しっかり相談して

最適なタイプを選びましょう


 


【徘徊感知器は進化している!】

徘徊感知器が介護保険でレンタルされた当初は

種類も少なく

ドアを通過した際に知らせるタイプ

くらいしかありませんでした

 

時期を経て

認知症利用者に対する対応も

当初に比べ手厚くなり

徘徊感知器の種類も徐々に増えてきて

より手軽に導入しやすくなってきています

(さらに金額もお手頃になってます!!)


実際の導入数も昔に比べて

随分増えたように思います

 


【認知症利用者を持つ家族は大変】

認知症の利用者を持つご家族さんと

対応するたびに思うのが

なかなか気も休まらずに

神経をすり減らして大変

ということです

 

中でも印象的だったのが

トイレの小窓から外に出て

徘徊してしまったという事例です


玄関や掃出口は徘徊しないように

厳重に対処していたにも関わらず

トイレにある人が通れるかどうかの小窓

(しかも格子状の柵付!)

から外に出てしまって

苦労して捜索したという件でした

 

その時のご家族の疲弊感は

今でも強烈に印象に残っています

 

なかなか想像できないレベルで

想定外の動きをされるケースもあるので

それだけに徘徊感知器の役割は大きいと思います

 

さらに

認知症の高齢者も右肩上がりで

増えていると思います


逆に

それを支える人(介護者)の人手不足も

日本の重要な課題になっており

徘徊感知器は本当の需要は

現状よりも更に大きいと思っています


上手く活用されていけば

介護負担の軽減や

徘徊をしてしまう高齢者も減り

(=外出して事故に遭う高齢者も減り)

日本の介護の課題を解決できる大きな

可能性を秘めているように思えます

 

便利ながら

イマイチ広まっていない感がある種目なので

もっと広がっていくといいな

と思っている次第です

 

 

【まとめ】

・徘徊感知器は介護保険レンタル対応の種目

・主なタイプは

 通路通過時・ベッド離床時・本人携帯

 にそれぞれ知らせるタイプ

・徘徊感知器の種類は

 需要増に伴い増えていて進化中

・徘徊に困られている介護者は多く

 今後の日本の介護の課題を

 解決する可能性を秘めた種目

 


ということで

最後まで見て頂きありがとうございました!

 


次回は

「通路の通過で知らせるタイプ」の

徘徊感知器について取り上げる予定です

 


ちなみに

最適な福祉用具選定のお手伝いをするのは

私たち福祉用具専門相談員の仕事です

地域の福祉用具専門相談員に

遠慮なく相談していただければ

きっとより適合した機種選定を

行ってくれると思います!

ではでは。