↓認知度低いですが排便対応の自動排泄処理装置もある!

こんにちは!

介護用品スタッフ1号です

 

 

今回は「自動排泄処理装置」編の第3回

「排便対応の自動排泄処理装置」

についてお話しします

 

【対象者(再掲)】

自動排泄処理装置の対象者としては

尿のみ吸引するタイプであれば

要支援1~要介護5まで

自立判定以外の方全てが対象になります

尿・便の両方を吸引するタイプは

要介護4・5の方のみ対象になります

※尿のみ吸引タイプも含めて

自動排泄処理装置は

介護4・5の方しか使えない

という勘違いをされている方が

時々いますので間違えないように!

 


【排便適応の自動排泄処理装置について】

自動排泄処理装置の対象機種は非常に少なく

尿のみ吸引タイプのスカットクリーンが

ほとんどの需要を占めていると思われます

(特に統計を取っている訳ではありませんが💦

 

排便対応の自動排泄処理装置の主な商品としては

「マインレット」

「キュラコ」

などがあります



自動排泄処理装置キュラコ 本体+男性用レシーバー 介護用品


本体はレンタル

レシーバーは販売で

それぞれ介護保険の補助で

1割~3割の利用者負担です

 


【先に白状します…】

今回は排便対応タイプの

自動排泄処理装置について

ご紹介しますが

実は私は排便対応タイプを

取り扱ったことがありません

 

なので

商品ホームページの内容などの情報を頼りに

ご紹介しますので

ひょっとするとピント外れなところがあるかも…

申し訳ありません…

 

 

【仕組み】

他の自動排泄処理装置と同じで

専用のレシーバーを陰部に装着し

尿・便をセンサーが感知すると

レシーバーからホースを通じて本体のタンクに

尿・便が吸引されます

 

排便対応のレシーバーは

尿専用のスカットクリーンに比べて

非常に大型(ごつい)です💦


キュラコのレシーバー

  

  ↑女性用       ↑男性用


便に対応するためには

仰向けに寝た姿勢で

お尻のところまで受ける形状に

なっている必要があるので

非常に大型になっています

 

 

【どんな人に向いているか】

使用条件としては

・体動の少ない利用者

 (オムツいじりなどしない利用者)

・商品使用の理解力の高い介護者

といった部分がクリアされないと

使用は正直厳しいです


特に介護者の商品を操作する能力は

非常に重要です


操作全般はもちろん

寝たきりの利用者が

比較的対象になりやすい商品なので

レシーバーの装着の仕方によっては

仙骨部の床ずれについても

気を付けなければなりません


気にかけなければならないところが

いろいろとあるので

介護者の商品を使いこなす能力が重要ですね

 

 

【洗浄機能と乾燥機能が付いている!】

マインレットとキュラコについては

レシーバーは尿・便を吸引するだけではなく

吸引後の陰部洗浄(シャワー)と

濡れたお肌を乾燥させる機能が付いています!

 

レシーバーでこんな機能が

付いているってすごい!

あくまで機械での洗浄は

限界があるようにも思えますが

衛生を保つための機能が

付いているのはありがたいですね

 

ただし

当然ですが

洗浄をレシーバーから行う

ということは

レシーバーを陰部にしっかり密着させないと

水が漏れてしまう

というリスクもあるので

介護者がレシーバーをしっかり陰部に装着させる

介護力が必要になります

 

どちらにしても

使う人を選ぶ商品になりますが

少しでも介護負担の軽減と

利用者の排泄の衛生面の両面で

効果がありそうなのであれば

検討してみてもいいのではと思います

(チャレンジしてみないと

 わからないですもんね!)

 

 

【まとめ】

・排便対応の自動排泄処理装置は

 レシーバーのセンサーが尿・便を感知すると

 尿・便を吸引し

 さらに陰部洗浄と乾燥までしてくれる福祉用具

・介護保険対象商品

 (本体はレンタル、チューブ・タンクは販売)

・体動の多い人は不向き

・介護者の商品理解力も必要

 


ということで

最後まで見て頂きありがとうございました!

 

ちなみに

最適な福祉用具選定のお手伝いをするのは

私たち福祉用具専門相談員の仕事です

地域の福祉用具専門相談員に

遠慮なく相談していただければ

きっとより適合した機種選定を

行ってくれると思います!

ではでは。