↓ポジショニングクッションで正しく姿勢保持!

こんにちは!

介護用品スタッフ1号です

 

 


今回は体位変換器編第2

体位変換クッションについてご説明します

 


 

【体位変換クッションの意義】

・ビーズなど圧分散性に優れた素材で

 できている

・体位変換時や体位保持時に

 体の隙間に敷きこんで隙間を埋めます

・介護保険でのレンタルが可能で

 月々100~300円くらいの

 自己負担額です

(利用者負担1割の場合)

 



【ポイントは体の隙間を埋める】

基本的に体と体を支える面の接触面積が

広ければ広いほど

体にかかる圧が分散されますので

体を支える面の接触面積を増やすことが

重要となります



しかし

人の体は

・関節の内側外側

・骨の出っ張ったところ

・お肉で覆われているところ

など凹凸があり

寝た姿勢や座った姿勢では

至る所に隙間が発生します



関節拘縮や変形が発生すると

なおさら深刻です



隙間が発生すると

マットレスに体が接触している部分に

圧力が集中してしまいます



強い圧力が長時間集中することで

床ずれなどの危険性に

つながってしまうのです



なので

圧集中を防ぐ為に

体の隙間を埋める必要があり

その役割をしているのが

体位変換クッションです

 



【クッションの種類はさまざま】

色々な種類のクッションがあり

使う場所や用途によって使い方はさまざま











用途に合わせたポジショニングの動画を

見つけたので

こちらも参考までに↓


30度側臥位のポジショニング




 円背に対しての頭部・胸部ポジショニング



 

【体位変換器の定義(介護保険レンタル)】

介護保険レンタルの体位変換器の定義は

下記の通り


空気パッド等を身体の下に挿入することにより

居宅要介護者等の体位を

容易に変換できる機能を有するものに限り

体位の保持のみを目的とするものを除く。

 

と定義されています


ここでのポイントは

「体位の保持のみを目的とするものを除く」

です

 

なので

介護保険でレンタルできるのは

体位変換に適した商品に限られます

高齢者は関節拘縮などで

体が変形したりすることが多く

変形した姿勢で寝ると

マットレスと体の間に

隙間が発生する為

隙間にポジショニングクッションを敷きこんで

体位保持をしていくことが重要です



 

しかし介護保険レンタルでは

体位保持目的のポジショニングクッションは

レンタル対象にならないことがありますので

注意が必要です

(メーカーによっては

 ポジショニングクッションに

 無理やり体位変換用の握り手をくっつけて

 介護保険対象に

 している商品もあります(汗))


 

個人的には

体位保持(ポジショニング)は

とても大事だと思っているので

体位保持目的の商品も

介護保険レンタルにすべきだと

思っていますが…

 



【まとめ】

体位変換クッションを使う上で重要な考え方は

体と体を支える部分の接触面積を増やす事


座位姿勢・臥位姿勢が隙間だらけの状態だと

(さらに長時間そのような姿勢が続くと)

圧集中による床ずれや関節拘縮・変形などの

二次障害につながってしまいます


今回ご紹介した体位変換クッションは

快適な座位姿勢・臥位姿勢を

保っていく上で大変有効だと思いますので

導入について考えてみてはどうでしょうか?

 

 

 

ちなみに

最適な福祉用具選定のお手伝いをするのは

私たち福祉用具専門相談員の仕事です

地域の福祉用具専門相談員に

遠慮なく相談していただければ

きっとより適合した機種選定を

行ってくれると思います! 

 

ではでは。