↓段差で困ってる方に段差解消機! 

こんにちは!

介護用品スタッフ1号です

 


 

今回は段差解消機についてお話しします


 

 

【段差解消機とは】

玄関や掃出口の段差を

安全に上がり降りできる福祉用具です


車いすに乗ったまま昇降できるので

家屋の出入りを負担なく

安全に行うことが出来ます

(人が立ったまま乗り込んでの昇降でも

 大丈夫です)


手動で動くタイプと

電動で動くタイプがあります


介護保険でのレンタルが可能で

手動が月々1,000円~1,500円くらい

電動が月々2,000円~3,000円くらいで

レンタルできます

(利用者負担1割の場合)

 



【手動タイプ】

レバーを足踏みすることで油圧で昇降します

(車のジャッキアップの要領です)




【電動タイプ】


家庭用コンセントにつなぐことで

スイッチのボタン操作で昇降します

 


 

【留意点】

設置スペースが必要(狭い家には置けない)

直進仕様と横乗り仕様がある

 ※横乗り仕様はスペースが狭く

  転回操作に苦労する

設置スペースが平らである必要有

コンセントの位置チェックしておく!

置く場所だけでなく

降りた先のスペースも考える

(設置できさえすればいいという訳ではない)

 

 


段差解消にはスロープをよく使ったりしますが

車いすで無理なく押せる傾斜の事を考えると

段差が高くなればなるほど

長いスロープを使わなければならず

狭い日本の家屋では

長いスロープが設置できないケースが多いです


段差解消機は高い段差でも

スペースは1m×1mくらいあれば

設置できるので

段差で困られている方にとっては

非常に便利な福祉用具です



しかし

導入するには色々とハードルもありまして

実際に頭を悩ませた事例を少しご紹介…


●設置したいのに地面が平らではない…

設置したい場所が砂利でボコボコの地面…

というケース

コンクリ舗装の住宅改修

(介護保険適用外!)を行った上で

設置しました

費用は結構かかりました…



●コンセントが近くにない…

外の外壁にコンセントがあれば

ベストなのですが

なかなか設置場所の近くに

コンセントがないケースは多いです

(そんな都合のいい話は

 なかなかありません。。。)

なので

段差解消機を使う時だけ

家の中のコンセントを使うというケースが

結構な頻度で発生していました

(延長コードで継ぎ足しながら…)



●設置するスペース選びに困った…

道路から曲がり階段を上って

家の門扉があるケース


スロープもつかないし

段差解消機も曲がり階段は無理…


そこで使わなくなった

カーポート(屋根付き)に

設置することになりました


しかし

段差解消機が上がり切った位置だと

カーポートの屋根と

車いすに座った本人が干渉してしまう…


そこで思い切って

カーポートの屋根を取り払うことにしました

福祉用具屋さんは

時には解体工のような仕事もしたりします(汗)

 



【まとめ】

そんなこんなですが

段差解消機は段差があることで

外出できずに困られている方にとって

非常に有効な福祉用具です


安全に使う上で

接地面の状況など気を付けるところは

多々ありますが

もし段差で困られているのであれば

快適に生活していただく上で

段差解消機

ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

 

 


ちなみに

最適な福祉用具選定のお手伝いをするのは

私たち福祉用具専門相談員の仕事です

地域の福祉用具専門相談員に

遠慮なく相談していただければ

きっとより適合した機種選定を

行ってくれると思います!

 

 

ではでは。