こんにちは!
介護用品スタッフ1号です
今回説明するのは「松葉杖」です
杖といえば・・・
で真っ先に思いつくのは「T字杖」ですが
「松葉杖」についても
世間の認知度は高いように思います
私の中では学校で足を骨折した友達が
片足ケンケンしながら松葉杖で登校する
というシチュエーションが強く思い浮かびます
松葉杖も介護保険レンタル対象機種なので
毎月100円~150円程度の自己負担で
レンタルできます。
※利用者負担1割の場合
松葉杖の使い方としては
握り手部分を掴み
脇の下に挟んで操作します
片側1本だけ使用することもあれば
両側2本を使って歩行するケースもあります
【松葉杖は脇で支えない!】
松葉杖の使い方でよく勘違いされるのが
松葉杖の上端を
脇の下に食い込ませるように挟んで
使用されているケースです
これは間違いです❗️❗️
正しい使い方は
脇の下から数センチ隙間を空けて
二の腕の内側と胸の側面で挟んで使います
(体の側面で挟んで使うのが正解)
脇の下に食い込ませて使うのは
脇の下に圧が集中し血流を止めてしまうので
良くありません
脇の下に限らず
関節の内側の圧迫は
神経の圧迫や血行を悪くする恐れがあるので
関節の内側に
無用な圧をかけること自体避けるべきです
【杖先ゴムの摩耗に注意!】
松葉杖は他の杖に比べて
体の重量を支える割合が高いので
杖先ゴムの摩耗が早いです
(特に外で使う場合)
松葉杖特有の
体の前方で杖を突いて
体が杖を追い越す動きの連続によって
杖が半円のように削れてきます
やがて杖のパイプ先がむき出しになると
→路面に対してグリップしなくなり
→滑ってこけてしまう
→大腿骨骨折
→入院
→廃用症候群
→寝たきり・・・
といった最悪のケースにつながってしまいます
安全に移動するための杖が
逆に寝たきりのきっかけになってしまっては
目も当てられません
杖先ゴムの摩耗はマメに確認し
早めの交換をおススメします
ここからはT字杖の説明のコピペです。。。
【杖の握り手の高さの目安】
杖の握り手の高さの目安は色々ですが
私がわかりやすいなと思っているのは
腕をだらんと真下に下した状態で
「とう骨茎状突起」
(手首の骨が出っ張っているところ)に
高さを合わせるのがわかりやすいです
「とう骨」に高さを合わせて
実際手で杖を持ってみると
だいたい背筋を伸ばした姿勢で
前方に無理なく杖を突ける姿勢になります
他にも肘を30度曲げた状態で
足から前方15㎝×側方15㎝の位置とか
大転子の位置
(大腿骨の根元の外側に出っ張ったところ)
などありますが
私は「とう骨」が一番わかりやすく
理解して頂きやすいので
調整するときは「とう骨」で説明しています
※上記の調整位置はあくまでも目安です
ちなみに
最適な歩行器選定のお手伝いをするのは
私たち福祉用具専門相談員の仕事です
地域の福祉用具専門相談員に
遠慮なく相談していただければ
きっとより適合した機種選定を
行ってくれると思います!
ではでは。