朝はチーズのホットサンドとスープとヨーグルト

昼は納豆とキムチ入りのお粥

夜は卵かけご飯(とおかずと味噌汁)

 

母の食事メニューは 毎日だいたいいっしょ

 

「朝はパンがいいの。(腸のために)ヨーグルトも必ずつけてね」

「昼はサッと食べられるお粥でいいよ」

 

歯は丈夫だが口も舌もしびれてうまく噛めないため

メインはやわらかめに炊いたごはんかお粥をゆっくり食す

もちろん量はそんなに食べられない

 

痩せ防止にたんぱく質は必須

(なんせ体重30キロ これ以上痩せられない)

 

TVネタ(アサイチだったかな)でカニカマがよいと知り

毎日のメニューに加えてみた

 

カニカマ 

たんぱく質を多く含み、血糖値の上昇を抑える効果もあり

ビタミンB群も豊富

 

なんでも、トレーニングせずとも筋肉がつくらしい

ほんまかいな

 

本当だったら、高齢者には夢のような食材

科学的に証明されてはいないようだが

効果を期待して食べさせた

 

毎日同じメニューで飽きない?

と聞くと 母は笑って言うのだった

 

「ぜんぜん飽きない。いつもおいしい ありがとう」

 

 

 

「おいしかった~」 

 

満足そうな母のこえ

 

まだまだたくさん ききたかった

 

 

 

 

 

 

母が亡くなって1年が過ぎ、先日無事1周忌の法要を終えた

 

年が明け、母が亡くなった日が近づくにつれ

昨年のことが思い起こされて胸が苦しくなることが多かった

 

お正月はお餅を食べられて嬉しそうだった

2月は寒くて状態が悪かった

3月になって風邪をひいて

最後はほとんどご飯が食べられなかった

そして急変、突然の別れ・・・

 

 

ああ、だけど もうすぐ1周忌だから

お寺さんに連絡しなきゃ 親戚にも

 

食事はどうしよう

お布施は お返しは・・・

 

1周忌の準備でいろいろ調べたりあちこちに連絡したり

 

当日は、妹家族と親戚のおじちゃんおばちゃんが来てくれて

わいわい賑やか

 

お経の後 ご住職がおっしゃった

 

1周忌は小祥忌(しょうしょうき)ともいいます

祥という字は、幸いの意味

ただ、もともと わざわいを意味する言葉で

それが後に幸いに転じたのだそう

 

 

禍(わざわい)転じて幸いとなす 小祥忌

 

 

小祥忌は、故人が仏さまになって迎える最初の誕生日

 

 

痛みも苦しみもない ただ安らかな存在となって

私たちをいつも見守ってくれている

 

 

また小祥忌は

故人亡き後も残された私たちがちゃんと生きていて

故人を慕い、変わらず集えることを感謝する場であるということ

 

故人の恩を感じ、恥じないよう よりよく生きていこうと

思いを新たにする節目と考えていいのかもしれない

 

 

 

 

庭には 母が植えたクリスマスローズや水仙がいま花盛り

少し拝借して仏壇にお供えした

 

母が きれいね ありがとう と笑ったような気がした

 

 

 

 

 

さくら

 

母は飛行機が好きだった

 

息子が小さい頃は3人でよく空港に飛行機を見に行った

息子が一時期 「ぼく、パイロットになる!」

と言っていたのは間違いなく母の影響

 

しかし彼の夢はその後 警察官、発明家 等々次々と変わり

今となってはパイロットはどこへやら…( ̄▽ ̄)

 

 

さて、そんな飛行機好きの母にある日ビッグニュースが!

熊本地震の復興支援でブルーインパルスがやってくる!

 

ブルーインパルスは、航空自衛隊のアクロバット飛行を専門とする飛行チーム

 

これは、絶対見たい!

 

メイン会場は熊本城二の丸広場

でも人込みは嫌だし無理なので

当日は空がよく見える坪井川緑地に、椅子持参でスタンバイ

 

多くの人が空を見上げて今か今かと待っている

 

やがて11時すぎ 東の空にピカっと光る機体が!

あちらこちらから湧き上がる歓声

 

 

青い空を颯爽と飛ぶブルーインパルス

か、かっこいい…

まさに、トップガンの世界

 

 「ね~お母さん、かっこいいね~♡」

 

隣を見るとなんと母が泣いているではありませんか

 

まさかの嬉し泣き

 

よかったね~お母さん♡

 

 

雲ひとつない青い空に描かれる迫力の白いライン

 

こんな生で見られる機会、きっともうない

いや~見に来てよかった

 

ハート♡

 

 

ありがとう! ブルーインパルス!

 

 

 

 

 

京都旅行最終日は、再び観光タクシーに乗って

桜を目指し 南へ! 

 

豊臣秀吉の「醍醐の花見」で名高い醍醐寺

平安の昔から 花の醍醐と呼ばれてきた桜の名所

 

…さすがです

訪れた日は しだれ桜が見事に満開🌸

言葉を失うほどの美しさ

 

 

 

桜色に染まった賑やかな醍醐寺を車椅子でゆっくり散策

 

「お寺と桜って合うね~ 生きててよかった…」

うっとりと満足そうな母

 

ほんとよかった  桜よ、ありがとうー!

 

 

醍醐の桜をたっぷりと満喫した後は、宇治の平等院鳳凰堂へ

 

平成12年~14年の大改修で創建当時の美しさに蘇ったという平等院

平安時代から現在まで約千年

この地にこのままの姿であるなんて、何という奇跡

 

 

池の中島に建つ鳳凰堂

まさに地上に現れた美しい極楽浄土です

 

併設のミュージアムには平等院に伝わる数々の宝物が展示され

とても見応えがあった

 

圧巻の梵鐘ぼんしょう、阿弥陀如来坐像

極楽浄土へ導いてくれる雲中供養菩薩は

どれも柔和なお顔立ちで異なる楽器を持ちぜんぜん見飽きないし

壁や天井に描かれた色彩鮮やかな絵画に目と心を奪われて

自分がもはやどこにいるのか 極楽にいるのでは と錯覚してしまうほど

 

天上の楽園  異空間

 

小学5年生の息子も興味津々、熱心に観覧していました(^^)

 

ちょっと遠かったけど、思い切って行ってよかった!

 

お約束の十円玉持っての記念撮影も果たし、京都駅へ

 

新幹線に乗り遅れそうになるハプニングはあったけど

無事帰宅の途へ

 

久しぶりの熊本、我が家

 

疲れたけれど、楽しかったね

また行こうね 今度は紅葉の頃に…

 

 

旅行後母は以前より元気になった

 

これぞ旅の効用

 

 

 

 

祇園でタクシーに乗り、太秦映画村へ

 

ここは息子サービス

映画村内の喫茶店でお昼ご飯を食べ

ゆっくり散策&アトラクション

 

息子は、立体迷路のアトラクションが気に入って2回チャレンジ!

ところが2回目は迷ってしまったらしく

30分待っても出てこない💦

結局係員さんに助け出される羽目に…💦

 

気を取り直し、次は撮影所前駅から嵐電に乗って嵐山へ♪

 

10分足らずの短い時間ではあったけれど

知らない土地の乗り物に乗ると 旅してるんだな~と思う

 

心地よい緊張感と共に

その土地のことばやにおい、風景を肌で感じられる

 

だから どこかへ旅した時はいつだって

バスや路面電車などその土地の公共の乗り物に乗りたいと思ってて

いつもそうしてきた

 

それが車椅子だったりいろんな障害があったとしても

日本全国当たり前にできるようになればいいな

 

 

さて、あっという間に嵐山に到着!

 

 

渡月橋を渡るつもりだったのだが、時間的に無理そうなので

天龍寺に行くことにする

 

曹源池庭園へは車椅子で入れる

嵐山を借景とした美しい庭園を飽きずに眺める母

 

 

桜が咲いていたら もっとよかった…残念! 

 

息子には庭園は退屈だったようで

ひとりで堂内を見学しに行き

ここにも立派な雲竜図があって ひとり堪能してきてた

 

竹林の道を歩き

うどん屋さんで夕食を食べ

お土産を買い求め

夕暮れの嵐山を後にした

帰りはタクシーで

 

「嵐山はちょっとだけしかいれなかったからまた来たいね

今度は紅葉を見に来ようね…」

 

そんなことを話しながら

 

くたびれたけれど面白かった京都2日目も終わり

さあ明日はどこへ?