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第三章 「介護と仕事」の両立は?母との日常(1)
「しらん!」母との日常、その(3)
2006/2/27(月) 午後 0:28
某月某日 今日は、剣術の稽古日だった。母の面倒は、午前9時から午後4時まで、ヘルパーさんが看てくれていた。稽古が終わり、自宅に戻ると。
「ただいま~、00さん、有り難うございました」玄関を開け、ヘルパーさんに挨拶。
「お帰りなさい、00さ~ん、兄ちゃん帰ってきましたよ~」と、笑顔でヘルパーさんが、傍らの母に。
「ふ~ん」と、母は、そっぽを向いている。
「お袋ちゃん、ただいま~、横向いてどうしたん?」と、母の顔を覗き込んだ。
「さっきまで、ご機嫌でしたけど、急にちょっと」と、ヘルパーさんが。今日の様子を聞くと、昼食も完食、便も快調、談笑していたと言う。君子豹変す、、、か。
「なにがやーっ!」と母が、私とヘルパーさんの話を聞きつけて、声を荒げた。
「あらっ!」と、思わず驚くヘルパーさん。
「お袋ちゃん、どうしたん、00さんやでぇ、お世話になったやん」やんわりと。
「あんた、どこいっとったっ!」(わー、えらい怒ったはる)。
「うん、剣術の稽古やんか~」
「00さ~ん、またねぇ、それじゃ、失礼します」と、ヘルパーさんが。
「ほら~、ヘルパーさんに、ば~い、ば~い、って、なぁ、また、来はるからな~」と、母を宥めながら。
「しらん!」と、一言。何故か母は、ぶんむくれ、天気のせいか(今日は雨だ)。ヘルパーさんも。
「お天気のせいですかね」と、ポツリ。私は、恐縮しながら、ヘルパーさんに御礼。その後、あの手、この手で、母のご機嫌伺いをするのだが。母の機嫌が戻ったのは、それから約2時間後であった。機嫌を直してくれたのは。
「にいちゃん、これおいしいわっ!」と言った、肉団子だった。肉団子に感謝。(冷凍食品だが少し甘みを加え、レンジでやわらかくしたのだ)。
ト書き:母のご機嫌が、悪くなったのは、私がいなかったためで、ヘルパーさんには、感謝しつつも、親子の絆のほうが、深かったのだ。
