「かいごさぶらい上巻の続き、下巻。
第三章「介護と仕事の両立は?」母との日常、その(11)
「かわいいべいび~い、や、なあ、よ~しってるやろう」母との日常、その(11)
2006/3/10(金) 午後 0:45
某月某日 母は、歌が大好きである。聞くのはもちろん、自分で唄うのも。今日も、TVの音を消して、ラジカセを用意。童謡唱歌の入った、カセットをセットして、母に聴かせていた。母は、その余韻で、、、。
「今日は、これぐらいにして、また、明日聴うな~」
「もうおわったんか~」
「うん、まだ、唄いたいんか~」
「う~ん、どうしょうかな~」
「もう、9時回ったし、明日、学校(デイ施設)やしぃ、無理したらあかんのんちゃうかな~」
「そうかなぁ、にいちゃん、そう、おもうか?」
「うん、もう、寝な、しんどいでぇ」
「しんどないけどなっ、おわりか~、にいちゃんの、てぇ、つめたいな~」と、母が私の手を包む。母が歌を聴いている間に、私は夜風に吹かれ、ベランダで一服していたのだ。
「うん、いまな~、ベランダで、タバコ吸うとったから、ちょっと冷えたんや~」
「ふう~ん、タバコか~、てぇ、つめたいで~」
「お袋ちゃんの、手、温いなあ」
「そうやろ~」
「あ~、お袋ちゃんの手、細~うて、可愛い手やな~」
「そうや、かわいいべいび~い、や、なあ、よ~しってるやろう」と母は、嬉しそうにニッコリ笑う。いい笑顔である。「さ~て、おトイレへ行って、洗顔して、寝床へ」。私の頭の中身だ。
ト書き:歌は心を、癒す効果が、あるのだろう。我が家の、定番「カラオケ大会」ラジカセは擦り切れ、ヘルパーさんが、CDに変換してくれ、機器もお貸しいただいた。
